今月のテーマ「自然とのふれあい」
今回お話を聞いたのは、
ニセコグラン・ヒラフ自然情報室エコルの中嶋潔さんです。
ニセコで観察できる動植物のことや、
中嶋さんの活動についてお話をうかがいました。

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じっくり観察することで見えてくる、自然のすばらしさや、
生き物同士の 関わり合いを、子どもたちに伝えたい。

ニセコグラン・ヒラフ自然情報室エコル 中嶋潔さん

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大阪府出身。(社)全国森林レクリエーション協会 森林インストラクター。キノコアドバイザーの資格を持ち、通称「キノコ隊長」と呼ばれる。趣味は、キノコ観察とスキー登山。

植物や昆虫などの自然とふれあう

中嶋さんは、ニセコアンヌプリの中腹にある自然情報室エコルで活動しています。「主にニセコの野原で、自然観察を行っています。ニセコには、30~40種類のキノコが自生していたり、夏にはヨツバヒヨドリ、ヤマハハコ、ミヤマアキノキリンソウといった花々がさいたり、さらにヨツバヒヨドリの花の蜜を吸うために、アサギマダラというめずらしいチョウが飛んで来たりと、さまざまな自然にふれることができます。 また、エコル内では、100種類ほどの植物や昆虫の展示を行っています。顕微鏡でチョウの羽などを観察すると、とてもきれいで感動しますよ」と中嶋さんは話します。

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命の大切さを感じてみよう

エコルでは、工作などのイベントも開催しているそうです。植物などを使った工作は、自由研究にもぴったりです。さらに、中嶋さんは続けます。 「昆虫や植物をじっくり観察していると、自然の大切さが見えてきます。自然界の動植物が共生し合っていること、自然のしくみのすばらしさ、そして命の大切さも、感じられるようになります」。 ぜひみなさんも、自然をゆっくり、じっくり観察して、そのすばらしさを体感してみてください。

 

 

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