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答えはシシャモ!
シシャモはみんな好きかな?
おなかに入った卵がおいしいメスもいいけど、魚自体の味がしっかりとしたオスもおいしくて、どっちも捨てがたいなー。
ヨーロッパの生活を支える”シシャモ”=”カペリン”
むかわ町では「町魚」にも指定されていて、10月ごろから、町の魚屋さんではカーテンのような形に並べて干す「すだれ干し」にするのが風物詩なんだよ。
とれる場所がかなり限られている魚なんだけど、全国のどの地方に行っても、居酒屋さんとかでは意外と「シシャモ」がメニューに入っていることが多いんだ。どうしてなのかな?
実は、全国で出回っている「シシャモ」のほとんどは、カラフトシシャモ、またはカペリンと呼ばれる別の魚なんだ。
「カラフト」の名前で分かるように、北海道の近くでもとれるんだけど、ヨーロッパでもたくさんとれているよ。
アイスランドという国では、クローナというお金の単位が使われているんだけど、10クローナのコインにはこのカペリンが描かれていて、それだけ、アイスランドの人々の生活を支えているということが分かるんだ。
日本人から見ると「カペリン」はシシャモのニセモノ、ということになってしまうんだけど、漁業の盛んなヨーロッパの国々では、もちろんニセモノなんかじゃないんだ。
シシャモ、カペリンの両方の味が分かるようになったら素敵だね。
監修:小園 拓志(こぞの ひろし)
1977年、門別町(現・日高町)生まれ。96年に私立灘高校(兵庫県)、2000年に東京大学法学部を卒業後、故郷の北海道に戻り、新聞社に就職し今に至る。 日本テレビ系「アメリカ横断ウルトラクイズ」にあこがれる少年時代を過ごし、灘中学進学後の91年、高校と合同でクイズ同好会を設立、95年まで活動。その後、10年以上クイズから離れたものの、2009年にYouTube上の番組「ウルトラクイズハットちゃん第6回東京大会」で久々にクイズに打ち込んでクイズ熱が再燃。プレイヤーとして年に数回、道外に遠征する傍ら、道内では中高大生の育成を目的に「北海道新人王」の開催など大会運営に携わっている。目立った戦績に乏しいが、2015年5月にJRA札幌競馬場で開催された大会「クイズdeダービー!」でなぜか優勝。スタッフ業としては、HTBほか世界各国で放送された、北海道好きの外国人が道内を巡りながらクイズに答える番組「北海道ドリームゲームショー」(15年)、「北海道ドリームクイズ」(16年)で問題監修を担当した。 問題作りの信条は、クイズのために勉強して知った知識ではなく、新聞やテレビ、学校の勉強、街歩きなどで知った「生きた知識」を大事にすること。「エコチル」紙上でも、ただ知るだけではなく、知った後に、身の回りのことから世界のことまでを考えてもらえるようなクイズを出していきたい。