【特集】まっ白い森に暮らす生き物たちを観察しよう!

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たくさんの雪が降り積もる冬は、もうすぐそこ。春、夏、秋と活動していた森の生き物たちは、冬の間、どうやって過ごしているんだろう?

今回は、冬の森の生き物たちの様子をいっしょに見てみよう!

 

雪が積もる冬の森に生き物はいないの?

寒い寒い北海道の冬。雪が降り積もった森では、生き物たちの姿は見られないような気がするよね。

でも、よく観察をしてみると、冬でも生き物たちの活動を見ることができるよ。

例えば、動物の中には、「体毛を冬の毛に変える」「秋にたくさん食べて、エネルギーをたくわえる」「冬眠をして、エネルギーを使わないようにする」など、さまざまな工夫をして冬を過ごしているものがいるよ。

樹木の枝をすぐ近くで観察できるのも、冬ならでは。枝の先に、ふわふわの毛が付いていたり、ねばねばしたよろいのようなものをまとった冬芽が見られたり。

厳しい寒さから身を守って、春の芽吹きに向けて準備しているんだ。それはまるで、樹木のファッションショーみたい!

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おもしろいもの めずらしいものを 発見!

冬の森に一歩、足をふみ入れると、その美しさに感動するよ。

ふかふかの雪、自然がつくった雪のオブジェなど、歩くだけでたくさんのものを見つけることができる。

アンテナをはって、めずらしいもの、知らないものを見つけてみよう。冬の森が"楽しい空間〟だと感じられるよ!

あたたかい服装で、ぜひキミも冬の森を探検してみてね。そして、生き物たちの活動を観察してみよう!

 

ふかふかの雪の上にねころんでみよう!

みんなは雪の上に、ねころんだことはある?ふわっとして、とても気持ちがいいよね!

雪が降っているとき、ねころんで空を見てみると、雪が顔にどんどん降ってきて…!

立って見るのとはちがう、おもしろい景色が見られるかもよ。みんなもやってみてね!

 

冬の森を探検するときは、あたたかい服装でね!

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雪がいっぱい積もっている森に行くときは、防寒着、防寒靴、靴カバー、手袋、帽子など、あたたかな服装が必要。

重ね着をして、寒ければ1枚着る、暑ければ1枚ぬぐ、というように、気温や活動に応じて調整しよう。

あと、 ふかふかの雪の上を歩くときは、スノーシューなどがあるといいね!

※整備された公園内であっても、雪にかくれている穴や倒木、遊水路や沢には注意が必要。吹雪や雪崩などの危険が伴う場合もあるので、安全対策を万全にして楽しもう。そして、森には大人の人と必ずいっしょに入り、子どもだけで行かないようにしようね!

 


取材・写真協力:(公財)さっぽろ青少年女性活動協会 野外活動ディレクター 山田啓貴さん