[スポンサーリンク]
エゾユキウサギと飼いウサギのちがい
北海道の森や草原に生息するエゾユキウサギ。
夏の毛は茶色で、10月ごろに足元から白くなり、12月ごろには全身が雪のような真っ白い毛にかわります。耳の先だけは1年中黒いのが特徴です。
夏は草、冬は木の皮や葉、根、雪にうもれた草をほって食べます。
体長は50~58㎝、体重は2~4㎏。生後10日の赤ちゃんは、手の平に乗るぐらいの大きさ。
ペットの飼いウサギに比べて、体が大きく手足が長いので、高くジャンプしながら、速く走ることができます。
また、飼いウサギより耳が短いのは、体温が下がるのを防ぐためです。足の裏にも毛が生えていて、雪でもすべったり、うもれたりしないで走ることができます。
自分のフンを食べて栄養を吸収
ウサギのフンといえば、黒いコロコロのものを想像しますか?
コロコロのかわいたフンの他に、夜中に粘膜便といわれる、どろっとした膜におおわれたフンをします。粘膜便には食べたものの栄養が残っているので、そのフンを食べて栄養を補います。
夜行性で警戒心が強いため、野生の姿はあまり見られませんが、雪の上の足あとなら見たことがあるでしょうか。
天敵に足あとをたどられないように、真っすぐ進まずに、行ったり来たりしている足あとがあったら、エゾユキウサギが近くにいるかもしれません。
円山動物園では、エゾユキウサギをびっくりさせないために、小さい窓から観察します。そっとのぞいてくださいね!
円山動物園
住所:札幌市中央区宮ヶ丘3番地1
TEL:011-621-1426
4月1日から開園時間と休園日が変わりました。
開園時間:3/1~10/31…9時30分~16時30分、11/1~2月末日…9時30分~16時 休園日:毎月第2、第4水曜日(祝日の場合は翌日)、4月第3週の月~金曜日、11月第2週の月~金曜日