森林・ダム・川の大切な働き

 みんながおいしい水道水を飲めるのは、森林・ダム・川の3つの働きが関係しているからだって、知っているかな?

森林の土は、落ち葉や木の枝などが分解されてできた、やわらかいスポンジのよう。森林に降った雨は、ゆっくりと地面にしみこんで行くよ。

 


 ダムは、森林から流れて来た水をためるんだ。洪水を防いだり、反対に川に水が足りなくなったときは、水を補ったりするよ。

図1にあるように、水が高いところから低いところへ自然に流れる力を利用するから、ダムは標高が高いところにあるんだって。

 札幌市では、豊平川、琴似発寒川、星置川、滝の沢川の水を使って、水道水を作っているよ。森林・ダム・川が、それぞれきちんと働いているから、みんなのもとに安全で安心して飲める水道水が届くんだ。おいしい水を守るために、森林もダムも川も、大切にしていきたいね。

 

安全な水道水をつくるために

 

 図2を見てみよう。ダムから川に流れて来る水は、浄水場などたくさんの施設を旅して、みんなの街に届くよ。

目に見えない細かい土や砂、ばい菌などが混ざっている川の水を、浄水場でろ過をしたり、消毒をしたりして、安心して飲める水道水にしているんだ。毎日、きびしい検査を受けて、おいしい水道水が生まれているんだよ。

豊かな自然の恵みである札幌の水。みんなで大切に使っていきたいね!

 

答えは

水の◯×クイズの答え

Q1/×  浄水場が正解だよ。

Q2/◯  水をたっぷり含むよ。

Q3/×  水力発電が正解だよ。

 

 


監修:札幌市水道局