答えは②の150年前!

 

六つの案の中から「北海道」が採用された

現在の三重県出身である松浦武四郎は、幕末(江戸時代の終わりごろ)に、現在北海道と呼ばれている「蝦夷地(えぞち)」の調査を計6回もおこなったんだよ。

その経験から、江戸幕府から明治政府へと政権が移った後の1869年(明治2年)、松浦は「蝦夷開拓御用掛」になるよう命じられた。

その年、松浦は六つの案を政府に提案し、その中から「北海道」が採用されたんだって。

これは、今から148年前のことだね。150年前ってみんなはずいぶん前のことだと感じるかな、それとも、意外と最近だと感じるかな?

 


監修:小園 拓志(こぞの ひろし)
1977年、門別町(現・日高町)生まれ。96年に私立灘高校(兵庫県)、2000年に東京大学法学部を卒業後、故郷の北海道に戻り、新聞社に就職し今に至る。 日本テレビ系「アメリカ横断ウルトラクイズ」にあこがれる少年時代を過ごし、灘中学進学後の91年、高校と合同でクイズ同好会を設立、95年まで活動。その後、10年以上クイズから離れたものの、2009年にYouTube上の番組「ウルトラクイズハットちゃん第6回東京大会」で久々にクイズに打ち込んでクイズ熱が再燃。プレイヤーとして年に数回、道外に遠征する傍ら、道内では中高大生の育成を目的に「北海道新人王」の開催など大会運営に携わっている。目立った戦績に乏しいが、2015年5月にJRA札幌競馬場で開催された大会「クイズdeダービー!」でなぜか優勝。スタッフ業としては、HTBほか世界各国で放送された、北海道好きの外国人が道内を巡りながらクイズに答える番組「北海道ドリームゲームショー」(15年)、「北海道ドリームクイズ」(16年)で問題監修を担当した。 問題作りの信条は、クイズのために勉強して知った知識ではなく、新聞やテレビ、学校の勉強、街歩きなどで知った「生きた知識」を大事にすること。「エコチル」紙上でも、ただ知るだけではなく、知った後に、身の回りのことから世界のことまでを考えてもらえるようなクイズを出していきたい。