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今月のテーマ「身近な自然環境を知ること」
今回、お話をうかがったのは、写真家の中島宏章さんです。中島さんの活動や、コウモリの魅力、コウモリを通して知る自然環境のことなどについて、お聞きしました。
コウモリほど楽しくておもしろい動物はいない。
身近にいるコウモリを通して、
自然について知ってほしい。
写真家 中島 宏章さん
北海道のコウモリの撮影を中心に、写真家として活動。写真展や本の出版、雑誌での執筆のほか、講演会、観察会、生態調査などを行う。コウモリを通して身近な自然を知ってもらうために、北海道各地で「あなたの街のコウモリの森」プロジェクトを実施。
夢をかなえてコウモリ写真家に
子どものころから、とにかく動物が好きだったという中島さんは、動物写真家になることが夢でした。「野生動物の調査の仕事を、9年間経験したことで、北海道の自然について広く知ることができました」と、中島さんは話します。
「31歳で会社を辞め、あこがれの動物写真家になることを目指しました」。コウモリを主人公にした写真作品が高く評価され、賞を受賞したことで、中島さんの活動が知れわたるようになります。
「現在は、北海道でコウモリなどの取材を続けながら、写真展や講演会を数多く行っています」。
身近な自然にこそ楽しみがある
中島さんに、コウモリの魅力について聞いてみました。「まず、ミステリアス。コウモリについて、まだ知られていないことがたくさんあります。謎の解明や探求のおもしろさは、一度味わうとやめられません。生態系の重要な一部であるコウモリを調べることで、自然全体を見わたすことができます。そして、意外とかわいいんです。」
最後に、エコ活動について聞いてみました。「遠くにわざわざ行かなくても、身近なところにこそ本当の秘境があります。近所にいるコウモリで、十分に楽しみ、驚き、感動を見つけられます。これぞエコです」。