みんなはエコカーについて、どれぐらい知っているかな?
ここで、地球にやさしいエコカーの最近の情報をいっしょに見てみよう!
地球温暖化を防ぐ地球にやさしい自動車
ほとんどの自動車が、ガソリンを燃料として走ることは、みんなも知っているよね。
ガソリンを燃やすことで出るCO2をふくむ排気ガスが、地球温暖化の原因の1つになるんだ。
図1を見ると分かるように、この120年間で、地球全体の平均気温は0.85℃上がったといわれている。
さらに気温が高くなると、世界各地で異常気象が起こるなど、さまざまな影響が出ると予測されているよ。
地球温暖化を防ぐために、世界中の自動車メーカーが、地球にやさしいエコカーの開発に取り組んでいるんだ。
最近のエコカーどんな種類があるの?
図2を見てみよう。最近の主なエコカーの種類と特徴を紹介しているよ。
〝電気自動車〟は、電気を充電することで走る。ガソリンを全く使わないので、走行時のCO2の排出は0なんだ。
〝プラグインハイブリッド自動車〟は、電気の充電ができて、ガソリンを燃料とすることもできるんだ。
〝燃料電池自動車〟は、水素と酸素の化学反応で電気を作る「燃料電池」を使い、そこで作られた電気でモーターを動かす仕組みなんだって。
最後に、〝クリーンディーゼル自動車〟は、ガソリンよりも安い軽油を燃料として使うよ。技術が進んだことで、排気ガスがクリーンなんだ。
エコな自動車 課題はあるの?
地球にやさしいエコカーのことを、ここまで紹介してきたけれど、実はクリアしなければならない課題もあるんだ。
例えば、電気自動車では、
- 価格が高い
- 1回の充電で走れる距離が短い
- 充電に時間がかかる
などの課題があるよ。
でも最近は、街のお店などさまざまなところに充電スポットが増えているし、各自動車メーカーが開発に取り組んでいるから、これらの課題も解決されつつあるんだって。
未来に向かって進む技術開発
課題もあるけれど、良い面がいっぱいのエコカー。「音が静か」「振動が少ない」などといった特徴もあるんだ。
非常時の電源に使えるタイプもあるんだって。すごく乗ってみたくなっちゃうね!
小学生のみんなが大人になるころには、技術が進歩して、もっといろいろな種類のエコカーが開発されているかもしれないね。
ぜひニュースなどをチェックして、各自動車メーカーの開発に注目してみてね!
電気自動車と雪と寒さ
私たちが暮らす札幌には、冬にたくさんの雪が降るよね。その雪や寒さによって生じる問題があるんだって。
ガソリン車は、エンジンからの熱を暖房に使うことができるけれど、電気自動車は電気ヒーターを使って暖房を行うんだ。
だから、暖房に電力をたくさん消費しなければならないから、走行距離がどうしても短くなってしまう。
また、気温が低いと、電気自動車のバッテリーの性能が下がってしまうので、充電に時間がかかってしまうこともあるんだ。
充電スポットは、札幌市内にも増えてきているけれど、雪や気温の影響を受けることもあるから、雪とともに暮らす私たちは、こういった課題にも取り組んでいく必要があるんだよ。