[スポンサーリンク]
日本ハムファイターズに所属していた元野球選手の森本稀哲さん。
明るいムードメーカーですが、病気で髪を失ったことで、人目を気にする少年時代を過ごしたといいます。
そんな稀哲さんの“ひちょりごと(ひとりごと)”を聞いてみました。
人目を気にした少年時代

ぼくは小学1年生のときに、汎発性円形脱毛症という病気で髪の毛を失い、スキンヘッドになってしまいました。
今では明るい性格ですが、人目をこわがる、ふさぎこみがちな子どもだったんです。心ない言葉に傷つくこともありました。お風呂に入るときも、ぼうしをかぶっていたほどです。
そんなとき、友達のさそいで野球を始めました。「ぼうしをかぶっていられるから」という思いもあって。野球でいいプレーをすると、みんながほめてくれた。
そして、笑われなくなった。だからぼくは、がんばれました。
細かいことは「気にしない」

高校時代に第80回全国高校野球選手権大会に出場し、1999年、ドラフト4位で日本ハムファイターズに入団。
ゴールデングラブ賞を受賞したり、ベストナインに選ばれたりと、良いときもありましたが、ケガや不調で思うように活躍できず、自分の無力さを感じることもありました。でも、全力で走りぬいてきました。
思うように前に進めず、弱気になってしまうことは誰にでもあると思います。勉強がうまくいかない、スポーツで結果が出せない。
なやんだとき、ぼくがいつもたどりつく答えは「気にしない」です。
前向きに生きよう!
考えすぎず、細かいことは気にしない。
何でも前向きにとらえれば、どんなかべでも乗り越えられると思います。心を強くする習慣を身につけられれば、きっと大丈夫。
小学生のみなさんも、失敗をおそれずに、いろいろなことにチャレンジしてくださいね!
森本稀哲
1981年1月31日生まれ。元プロ野球選手。1999年~2010年、日本ハムファイターズ(現北海道日本ハムファイターズ)で活躍。横浜ベイスターズ(現横浜DeNAベイスターズ)、埼玉西武ライオンズを経て、2015年、引退。現在は、野球解説やコメンテーターとしてのテレビ・ラジオ出演のほか、大学での講義や講演活動を行っている。