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みんなの住む札幌市は、山や川に囲まれ、自然にめぐまれています。
自然は、ときにはげしく変化し、災害になることがあります。
災害に備えて、どのようなものを持ち出し袋に準備したらよいか、いっしょに見てみましょう。
持ち出し袋に非常食を用意
地震や台風などの災害により、電気や水道、ガスが止まることがあります。
そうすると、スーパーやレストランなどが閉まるため、非常食としてすぐに食べられる食料を、3日分備えておくと良いといわれています。
避難するときに必要なものを入れる、リュックなどの「持ち出し袋」を準備します。図1のように、最低3日分の非常食や、避難所生活で必要なものを入れておきましょう。
図1 持ち出し袋に準備するもの
エネルギーになる主食
その他、持ち出し袋に入れるもの
●懐中電灯 ●乾電池 ●ろうそく・マッチ ●軍手●靴下 ●タオル ●ティッシュ ●ガムテープ
●ポリ袋 ●ひざかけ ●レインコート ●万能ナイフ
非常食を食べるために
非常食にはどのようなものがあるか、図2を見てみましょう。
加熱しなくても食べられるかんづめやインスタント食品、レトルト食品などを用意します。持ち運びしやすいように、重くないものがおすすめです。
そして、非常食は、賞味期限が切れる前に入れかえましょう。また、図3を参考に、非常食を食べるときに用意しておくと良いものを準備しましょう。
図2 非常食の例
カンパン 保存期間:3~5年
カンパン17粒くらいで、ごはん1杯分のカロリー。
レトルト食品 保存期間:1~2年
温めなくても食べられる、調理されている食品。
アルファ米 保存期間:5~7年
たいた米を乾燥させたもの。
水やお湯を入れると、ごはんになる。味がついたごはんもあり。
かんづめ 保存期間:約3年
魚や肉、野菜、フルーツ、ごはん、パン、ビスケットなど種類が豊富。
ロングライフ牛乳 保存期間:約2カ月
常温で約2カ月間保存できる牛乳。
お湯を使うことができれば、食べられる。
温かいものは体も心も元気にしてくれる。
図3 非常食を食べるために、用意しておくと良いもの
カセットコンロ、ボンベ、なべ・・・温めるときに使う。
ラップ・・・紙皿の上にしいたり、手袋の代わりに使ったりすれば、洗い物が出ない。
アルミホイル・・・温めたものを保温する。
キッチンペーパー・・・洗い物が出ないように、よごれたものをふく。
紙コップ、紙皿、割りばし・・・使い捨てのものを使うと、洗い物が出ない。
かん切り・・・かんづめを開けるときに使う。
ライター、マッチ・・・ガスコンロの火が付きにくいときなどに使う。
ポリ袋・・・食品の保存や手袋代わり、紙コップ、紙皿、割りばしなどの保管用に使う。
ぬかづけを作っておくと、いざという時にも役立つよ!
(参考資料)
・公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会「備蓄献立」〈http://www.retortfood.jp/measures/data.html〉
・札幌市「自然災害から身を守るために」〈http://www.city.sapporo.jp/kikikanri/torikumi/documents/sizen_3_4_v9_kakunin_ol.pdf〉
・日本食育学会「災害時でも健康的な食生活を」
〈http://www.shokuiku-gakkai.jp/pdf/bousai_pamphlet.pdf〉
・北海道「家庭での備蓄食品(続き)」〈http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kth/kak/grp/04/saigai2.pdf〉