みんなはスポーツをしていて、ひざの調子が悪いな、と感じたことはある?

成長期の子どもがなりやすい“オスグッド病”という障害があるんだって。

どんな症状が出るのかな?ここでいっしょに見てみよう。

 

Q.オスグッド病って何?

 

A.成長期の子ども(小学生から高校生)に多く発症するスポーツ障害なんだ。

ひざは、「大腿四頭筋」という太ももの前側にある筋肉と、お皿(膝蓋骨)、お皿の下の靭帯(膝蓋靭帯)と足首につながる骨(脛骨)がつながっているよ。これらがすべて、ひざの曲げのばしに関係しているんだ。

成長期の骨はやわらかい。ひざを曲げたりのばしたりすることで、靭帯が骨を引っ張って、引きはがしてしまうことがあるんだ。

これをオスグッド病というよ。

 

Q.どんな症状が出るの?

A.ひざの周りに痛みが出るよ。

はれや熱を持つことも。指で押すと痛かったり、ひざの下がもり上がったりすることもあるんだ。休むことで症状は良くなるけれど、運動を再開すると、また症状が出ることがあるよ。

 

Q.予防するためには、何をすればいいの?

A.成長期の症状なので、成長が終わると治るけれど、やはり休むことが一番大切。

痛みや炎症がある場合は、アイシングをするよ。また、姿勢を良くしたり、全身のストレッチ、筋力運動も効果的。

おうちでできるストレッチを紹介するね。

 

テニスボールなどを使って、太ももをマッサージする

 

あお向けになり、ひざを持ち上げて反対方向へたおす

 

つま先立ちになって、ういている方の足のつま先をおしりまで持ち上げる