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毎年、地震や台風、竜巻、暴風雪などの自然災害が、私たちの身の回りで発生しているよね。
いつ起こるか分からない災害に対して、日ごろから準備することがとても大切なんだ。
ここでは、突然の災害に備える〝 防災 〟について、いっしょに見てみよう。
知ってる? 防災のこと
地震や台風などは、私たち人間には止めることができない自然現象。
それに人が巻き込まれると、災害になってしまうんだ。災害から命を守るために、準備することを〝防災〟というよ。
災害は、地域ごとに起きやすいものが異なる。
例えば、海の近くなら津波、山の近くならがけくずれの危険性が高まるよ。北海道では、暴風雪による被害が発生することがあるよね。
自然災害をこわがって生活するのではなく、気象情報や警報、注意報に気を付けて、早めに避難することが大切なんだ。
図1 避難情報って、どうちがうの?
避難準備高齢者等避難開始
避難に時間のかかる方(高齢者・乳幼児など)は避難を開始しましょう。
避難勧告
すみやかに避難しましょう。外出することが危険であれば、自宅内の安全な場所に避難しましょう。
避難指示(緊急)
まだ避難していない人はただちに避難しましょう。外出することが危険であれば、自宅内の安全な場所に避難しましょう。
もっとくわしく知りたい人は、北海道のホームページをチェックしてみてね!
昨年8月に発生した台風10号の被害
みんなは昨年8月に発生した台風10号のことを覚えているかな?
岩手県に上陸した後、北上し、北海道内に大雨をもたらした。上川や十勝、日高などで、橋が流されたり、堤防がこわれたり、とても大きな被害が出たんだ。
自然災害から命を守るために大切なことは、①住んでいる地域の特徴を知ること、②テレビやインターネットなどで、情報を知ること、③早めに避難すること。
日頃から、避難場所を確認したり、災害に備えて家族と話し合ったりすることが大事だよ。
さまざまな自然災害にみんなで備えよう
自然災害は、台風だけじゃないよね。
地震や津波、竜巻や暴風雪などがある。それぞれの災害の特徴と、どんな備えをしたらよいか、下の図2にまとめたよ。いっしょに確認してみよう。
図2 自然災害の特徴と必要な備え
地震・津波
地面のゆれの強さは「震度」で表すよ。ゆれを感じたら、机などの下にかくれて身を守ろう。地震が起こると、津波が来る場合がある。海の近くで地震を感じたときは、弱いゆれでも、すぐに海の近くからはなれて、高いところへ避難しよう。
台 風
台風は、温かい海面から蒸発した水分が雲になるときに出る熱をエネルギーとして発達するんだ。台風がやって来ると分かったら、ベランダや家の周りで飛ばされるものがないか確認しよう。避難勧告などが発表されたら、あわてずに避難しよう。
土砂災害
たくさんの雨が、せまい所に一気に降ると、山の近くではがけくずれ、川の近くでは土石流などが起こることがあるよ。山の方から「ゴー」という音がしたら、土砂災害が起こるかもしれない。大人の人に知らせ、安全な場所に行こう。
竜 巻
積乱雲の上に上る空気の流れでできる、激しいうずまき。たてにのびた雲が発生するよ。もし、竜巻が近づいて来たら、建物の1階の、窓の無い安全な部屋に移動しよう。電柱や太い木などがたおれることがあるので、近づかないようにしよう。
噴 火
北海道には31個の火山があるんだ。地球の内部でできたマグマが、火山にある火口から地表に出てくる現象が噴火だよ。噴火が起こったら、火口の近くからはなれるようにしよう。噴火警報や予報などに注意することが大切。
暴 風 雪
雪といっしょに強い風がふくと、周りが真っ白になって、何も見えなくなることがあるよ。ふきだまりができて、車を運転するのも危険な場合がある。暴風雪が予想されているときは、無理をしないで外出をさけるようにしよう。
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防災○×クイズの答え
Q1.× 全部で10階級だよ。
Q2.○ 全部で31個あるよ。
Q3.× 北海道にも台風は上陸するよ。
予報を聞いたら、しっかり備えよう!