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ムオヒラセガメ
Suricata suricatta
生息地:中国南部からベトナム・ミャンマー
カメ目/イシガメ科
円山動物園には11頭います
オス1頭・メス3頭・不明7頭(子ガメ)
葉っぱの形のギザギザのこうら
ムオヒラセガメは、中国南部からベトナムやミャンマーの、じめじめとした森林に生息しています。こうらのふちのギザギザが特徴です。
この、葉っぱのような形のこうらが落ち葉にまぎれて、敵から身をかくすことができます。昆虫やミミズ、果物など、さまざまな物を食べます。
自然環境の悪化や乱獲により、数が減っている絶滅危惧種です。
国内初!円山動物園が繁殖に成功
動物園は、世界中のさまざまな動物を見せることで、私たちを楽しませてくれます。
それ以外にも「減り続ける動物を保護して増やす」という、とても重要な役割があることを知っていますか。
円山動物園には、「センターラボ」があり、は虫類・両生類の研究を行っています。身近にいる北海道のヘビや、遠い外国から来たカエルなど、さまざまな希少な動物を研究、飼育している様子を、ガラス越しに見ることができます。

ここで、ムオヒラセガメの生態の研究をし、生息地に近い環境を再現して飼育しています。
光・温度・湿度を調整することが重要なポイントです。その結果、国内の動物園や水族館の中で初めて繁殖に成功しました。
オス1頭とメス3頭から、合計7頭の子ガメが育っています。世界でもめずらしいムオヒラセガメを、ぜひ見に来てくださいね。
まるやまニュース
「ちびっこ福引き大会!」
下記の期間内に、3回来園すると福引で景品をプレゼントするよ。
日程:11月1日(水) 〜2018年3月31日(土)
場所:動物園センター
対象:中学生以下の方
円山動物園の獣医さんに聞いてみよう
みんなから届いた質問に、獣医さんが答えるよ!
Q.ニワトリは、どうして飛ばないの?
A. ニワトリの祖先は東南アジアに生息する「セキショクヤケイ」といわれています。
大昔の人が、よく卵を産み、肉がおいしくて、大人しいものを選んで飼い始めた結果、だんだんと太って重くなり、敵におそわれることも少ないため、飛ぶ必要がなくなりました。
今では、太り過ぎていなければ、屋根の上くらいまでなら飛ぶこともできます。
取材協力・監修/札幌市円山動物園
札幌市中央区宮ヶ丘3番地1 TEL.011-621-1426
開園時間:3/1~10/31…9時30分~16時30分、11/1~2月末日…9時30分~16時 休園日:毎月第2、第4水曜日(祝日の場合は翌日)、4月第3週の月~金曜日、11月第2週の月~金曜日