今月のテーマ:「保育士の育成」

135名の学生の内、99名が子育てママ。仕事との両立が可能な「午前授業」、学生の多くが利用する「国の制度」について、こども學舎・広報の河村泰孝さんにお話しをうかがいました。

 

保育士は子育て世帯を支える大切な仕事。
保育士不足が社会問題となる現代、
子育て経験のあるママが保育士に。

保育士を育てる学校「こども學舎」広報
河村 泰孝さん

生まれ・育ちとも札幌市手稲区。開校準備から「こども學舎」で勤務する。保育士不足問題の改善に努めることは、子育て支援環境改善の一助になると信じている。

 

授業は午前のみ午後は実践から学ぶ

 「言葉で意志を伝えることがまだむずかしい子どもと向き合う “保育” というお仕事に必要なスキルは、どこで学べ、どこで得られるのか?『授業で学ぶ保育専門知識』と『保育現場で勤務する体験』の双方から、得られるものが必要なスキルではないかと私は考えています」と河村さん。

 12時40分に授業が終了するこども學舎では、午後に保育園などで勤務する学生が多く在籍しています。学業と仕事の両立で保育を学ぶ2年間は、卒業時の就職にも大いに活かされ、現場で活躍するスキルを身につけることができるそうです。

 

 

国の制度を利用する学生が増えている

 「学び直しの一歩を踏み出すために現実的な問題として直面するのが、学費ではないでしょうか。

 保育士資格取得後、保育現場で5年以上勤務することにより返還が免除される160万円(最大)の貸付金など、在校生の利用事例を基に、各種国の制度をご紹介しています」と河村さん。

 

こども學舎のエコな取り組み

 「校舎前の花壇には廃材を利用した、花の絵と花の名前をかいたプレートを設置してきれいに保ち、通行人の目を楽しませる工夫をしています。」

 


保育士を育てる学校「こども學舎」