今年で開校130周年
札幌市北区にある新琴似小学校は、今年12月に開校130周年を迎えました。
今から130年前は、明治時代。札幌市内の小学校でもかなり古い、歴史ある小学校です。
JRや地下鉄の駅が近く、お店なども多い、にぎやかな街にありますが、小学校の向いに神社があったり、近隣に公園があったり、自然もたくさん感じられる校区です。
今回、そんな新琴似小学校のみなさんのエコ活動について、取材してきました。
児童と職員、一丸となって分別を行う
新琴似小学校では、児童と先生方が協力し合って、ごみの分別を行っているそうです。
ペットボトルキャップの回収や牛乳パックの回収にも、力を入れています。
牛乳パックは、クラスごとにまとめて、専用のボックスに入れて回収しています。
ペットボトルキャップ、リングプル、そしてインクカートリッジの回収も行っているそうです。
回収容器が大きく、そして分かりやすいので、スムーズに分別できそうですね。
希少な゛新琴似大根”の栽培
”新琴似大根”という大根をご存じですか?
かつて、新琴似周辺で栽培・出荷されていた大根の種類で、ここ何年も栽培がとだえていた大根です。
明治から昭和にかけては、このような新琴似大根をたくさん乗せた”大根馬車”が街の中を通っていたそうです。
新琴似小近くには、この”新琴似大根”の栽培をずっと続けていた農家があり、その農家の協力のもと、5年生が種まきから栽培、収穫まで行っています。
校内の教材園に植えて、収穫後は、けんちん汁に入れて、給食で食べたそうですよ。
希少な種を根絶やしにせず、大切に守り続けることは、とても大切なことですね。このような活動を通じて、児童のみなさんは、自分たちの街の歴史について学ぶことができ、きっと街への愛着もさらにわくことと思います。
今後も、地元地域に密着した新琴似小ならではの活動に、注目していきたいですね。