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札幌の環境をみんなといっしょに守っていくため、札幌の環境の状況や環境を守る取り組みなどについて まとめ、札幌市が作ったのが『札幌市環境白書』なんだ。
どんなことが書かれていて、私たちにできることは 何なのか、ここで紹介するね!
「環境首都・札幌」を 宣言したよ!
札幌市では、市民のみんなが地球環境を守るための活動に取り組み、世界にほこれる環境都市を目指すために、2008年6月25日に「環境首都・札幌」を宣言したんだよ。
そして毎年、環境に関するデータや活動内容などをまとめたのが『札幌市環境白書』なんだ。自然環境、省資源・循環型社会、エネルギー、消費活動などについて紹介しているよ。
2017年度版札幌市環境白書。
「白書」とは、政府などが現状の分析や将来の展望などをまとめた報告書のことで、
イギリスの政府が表紙に白い紙を使ったことから、こう呼ばれるようになったんだって。
札幌の自然が ずっと続くように
札幌には街があり、山や森などの豊かな自然があるよね。そんな自然環境を「ずっと守っていきたい」って思うよね! 10年後、50年後、100年後も美しい環境が保たれるよう、今、私たちが行動することが大切。
『札幌市環境白書』は、そのきっかけを与えてくれるものなんだ。
市民一人一人ができることはいっぱいあって、もちろん小学生のみんなができることもたくさんあるよ!『札幌市環境白書』に書いてある内容をチェックしていこう!
自然環境 水やみどりを守ろう
札幌市内にはたくさんの川があるよね。その水環境を保つための活動として、水生生物*観察会を行ったり、水質を定期的に調査したりしているよ。
また、公園や街路樹、森林などのみどりを保ち、増やしていく活動や、絶滅のおそれがある生き物をまとめた子ども向けレッドリストハンドブック『まもろう札幌の仲間たち。』の発行、「さっぽろ生き物さがしプロジェクト」といった市民参加型の生き物調査など、札幌の生き物を守るための取り組みを進めているんだ。
みんなも参加できる活動がいっぱいあるので、ぜひキミもチャレンジしてみてね。
*水生生物…水辺にすむ魚や昆虫などの生き物のこと。
資源をむだなく使い ごみの少ない街に
札幌市では、ごみを減らし、リサイクルを進めるため、「燃やせるごみ」「燃やせないごみ」の有料の収集や「雑がみ」「枝・葉・草」などの分別収集・資源化を実施しているよ。
資源物を身近に持ち込める場所として、新聞・雑誌・段ボール、蛍光管、廃食油、小型家電、古着などの回収拠点を整備したり、ごみの減量を図るための「ごみ減量キャンペーン」も実施したりしているんだ。
このような活動によって、図2にあるように、家庭から出されるごみの量は、2004年度に1人1日あたり645gだったものが、2016年度には386gまで減っているんだって。
今後もさらに減らしていきたいね!
エネルギー消費を減らし自然エネルギーを活用
冬の札幌には、たくさん雪が降るし、とても寒いよね。
日本国内の他の都市に比べて、冬の暖房に使うエネルギー量がとても多いことは知っているかな?エネルギーをたくさん使うことで地球温暖化の原因の1つである二酸化炭素をたくさん出してしまうんだ。でも、みんなの工夫でエネルギーの消費量は減らせるんだよ。
省エネルギーの取り組みを進めたり、太陽光などの自然エネルギーを導入したりすることが、とても重要になってくるんだ。
札幌市では、むだなく、かしこく、省エネ・節電を楽しむ暮らし方を呼びかける「さっぽろスマートシティプロジェクト」を推進したり、うちエコ診断士が各家庭に合わせた省エネの提案を行う「札幌市うちエコ診断」などを進めたりしているよ。
みんなが各家庭で環境活動に取り組んで、その結果を学校に提出する「エコライフレポート」も実施。みんなはきちんと取り組んでいるかな?
できることは他にもたくさん!
『札幌市環境白書』(概要版)では、ここで紹介したこと以外にも、いろいろな〝私たちにできること〟を紹介しているよ。
例えば、旬の食材を買って地産地消を心がけることや環境にやさしい製品を選ぶこと、徒歩や自転車、公共交通機関を積極的に利用することなど。できることはたくさんあるから、みんなも取り組んでね。
『札幌市環境白書』の本書は札幌市役所本庁舎2階市政刊行物コーナーで販売しているほか、概要版は図書館や区役所等で配布しているよ。
両方とも札幌市HPからもダウンロードできるから、ぜひ読んでみてね!