1学期の一大イベント「運動会」。その中でも注目が集まるのは「かけっこ」。「今年こそ一番になりたい!」「去年よりも速く走りたい!」というキミ!この特集を読んで、速く走るためのコツをつかもう。

 

もっと速く走りたいキミへ

トップアスリートとして活躍した仁井先生が、速く走るためのアドバイスをしてくれたよ。まず、大切なのは次の3つのポイント。

 

速く走るための3つのポイント

①真っ直ぐな姿勢

②はずむ足の裏

③するどいうでのふり

 

下でくわしく見てみよう。キミの走り方とちがうところはどこかな?

また、スタートの姿勢も確認してみよう。

 

速く走るための3つのポイント

①真っ直ぐな姿勢

・背中を真っ直ぐにする。

・”猫背”や”くの字”にならないように。

POINT

かべを背に真っ直ぐ立とう。身長を計るときの姿勢だよ!

 

 

②はずむ足の裏

・つま先を使って走る。

・かかとから着地しない。

POINT

なわとびをとぶときの、足の裏の感覚をイメージして!

かかとから着地すると、スピードが出にくくなるよ!

 

 

③するどいうでのふり

・わきをしめて、ひじは90度に。小さく”前ならえ”の構え。

・前にふるときは、目線の高さまで。

・後ろにふるときは、手の小指側でズボンの横をスパっと切るように。

POINT

手はグーでもパーでも良いが、ギュッと力を込めてにぎらない。

うでは大きく前後にふろう!

 

スタートの姿勢

・ふんばりのきく足を一歩前に。

・後ろ足のひざと前足のかかとをならべた姿勢から立つと、ちょうどよい足幅に。

・進みたい方向につま先を向ける。

・目線は一歩先に。

・集中して、スタートの合図に耳をすます。

スタートしたら、前だけを見てまっすぐ走ろう!

 

動画公開中! >>> 目指せ かけっこ1番!運動会まで毎日すべき7つのこと  仁井先生の動画をチェックしよう!

 


アスリート先生 仁井 有介さん

《プロフィール》
北海道伊達市出身 (一社)A-bank北海道 レギュラーアスリート
全日本実業団陸上選手権 優勝経験者
100mベストタイム 10秒34

陸上競技実業団チームでの選手兼コーチを経て、2014年よりスプリントコーチとして活動。トップアスリートとして活躍した経験を活かし、子どもからプロアスリートまで、小・中学校や少年団、クラブチーム、部活動などで指導。「小さいときから体を動かして遊ぶのが大好きだった。学校の帰り道でよく追いかけられた”黒い犬”から、走ってにげていたため足が速くなった」と語る。