日本全国で身近に出合うことができる野鳥。

スズメもカラスも、カモもハクチョウも、みんな自分の力で生きている野鳥なんだ。

キミは、野鳥をじっくり観察したことはあるかな?暖かい春の日差しの中、キミもバードウオッチングに出かけてみない?

 

身近なところから野鳥を観察してみよう

今から100年以上も前の1894年、アメリカで5月4日が「バードデー」と定められた。日本では、1950年に5月10日~16日が「愛鳥週間」と決められたよ。野鳥たちが活発に活動するこの時期に、野鳥と環境の自然保護の大切さを広めることが目的とされているんだ。

野鳥たちの様子を観察すると、その野鳥のことはもちろん、その他にもいろいろな発見ができるよ。例えば、渡り鳥の様子などで、季節の移り変わりを感じることも1つ。野鳥と周りの自然に気づくことも、バードウオッチングの楽しみといえるんだ。

野鳥に出合うためには、遠くに行かなくてはならないかな? そんなことはないよ。みんなの家の近くの公園などにも、さまざまな野鳥が訪れているはず。まずは、身近な場所から観察を始めよう!

図1 バードウオッチングに必要な道具

ストラップが付いているものにしよう双眼鏡が胸のあたりになるように調整してね

発見したことを記録しよう日時、場所、天気、鳥の名前、数、鳥の様子などを書きとめよう

イラストでかかれたものがおすすめ持ち歩きには小さなサイズが便利

 

道具をそろえてフィールドへ行こう

まずは、近くの公園、学校、神社やお寺などに出かけてみよう。川や池、湖に行くと、水辺の野鳥に出合えるかもしれないね。いろいろなところへ行って観察してみると、たくさんの野鳥に出合えるはずだよ。必要な道具を表1にまとめたから参考にしてみてね。

野鳥を観察するコツは、まずは目で探すことなんだけど、草木にかくれてしまって見づらいことも多い。そんなときは、耳をすまして鳴き声を聞いてみよう。そっと近づきながら、大きさ、形、色、模様、鳴き声などを静かに観察しよう。図鑑で調べてみるのもいいね。

図2 バードウオッチングのコツ

ノートに様子を書き込んで、自分だけの野鳥図鑑を作るのもいいね!

マナーを守って観察しよう

道内各地で、さまざまな団体が探鳥会を行っているので、参加してみるのもいいね。また、バードウオッチングをするときに、守りたいルールがあるよ。

  1. 野鳥をおどろかすことのないよう、静かに観察しよう。
  2. 野鳥にえさは与えないようにしよう。
  3. 野鳥の巣には近づかないようにしよう。
  4. 写真撮影をするときは、周りの人の
  5. 迷惑にならないように気を付けよう。
  6. ごみは持ち帰ろう。

みんなの行動が、周りの自然や野鳥に影響を与えてしまうこともあるよ。これらのルールを守って、気持ちよくバードウオッチングをしようね!

 

傷ついた野鳥やヒナを見つけたらさわらないで !

庭や公園などで傷ついた野鳥を見つけたら、むやみに手をふれたりしないで、元気があればそっとしておこう。自然の野山などで弱っている野鳥などの動物を見ても、かわいそうだと思うかもしれないけれど、そのままにしておこう。その行動が、生態系を守ることにつながる場合もあるんだよ。

困ったときには、最寄りの総合振興局(振興局)保健環境部環境生活課自然環境係に連絡してみよう。

北海道 総合振興局 で検索

平成30年度 野鳥絵画展 作品募集!

日本国内に生息する野鳥を題材に、オリジナルの絵画をかいて送ろう!
野鳥を大切にするという気持ちを込めて応募してね。

<応募対象>
道内の小学校、中学校、高等学校およびこれに相当する特別支援学校、各種学校、中等教育学校、高等専門学校等の課程に在学中の児童および生徒(18歳以下)を対象とします。

<応募要項>
1.日本国内に生息する野鳥を題材としたオリジナルの絵画で、野鳥を大切にするという考えに沿ったもの。※家禽、ペット(インコなどをふくむ)および動物園などで飼われているイメージは不可。
2.使用する用紙は、タテ51〜55㎝、ヨコ36〜40㎝とし、タテ向きとします。※指定された大きさ以外の作品、ヨコ向きの作品は審査の対象になりませんので、ご注意ください。
3.彩色は自由。クレヨン、パステル、水彩、コラージュ、はり絵など。
4.作品には「愛鳥週間」の漢字4文字のみを必ず入れてください。デザイン上必要な場合は「Bird Week」(英語のみ、大文字小文字を問いません)または「バードウイーク」(カタカナ)のいずれかを使用してもかまいません。※「野鳥を守ろう」などの標語を入れると審査の対象になりませんので、ご注意ください。また、小学3年生以下は「愛鳥週間」の文字を入れなくてもかまいません。
5.作品の裏面に、必要事項を記入した応募票を必ずはってください。
6.応募作品は原則返却しません。

<作品の送付先>
〒060-0061
札幌市中央区南1条西17丁目1-14 シェール松岡203号室
日本野鳥の会札幌支部

<応募期限>
平成30年6月15日(金)必着

<問い合わせ>
・各総合振興局・振興局 保健環境部環境生活課自然環境係
・北海道環境生活部環境局 生物多様性保全課動物管理グループ
 TEL.011-231-4111(代表) 内線24-366