【あにまるレポート vol.23】今月のどうぶつ:オニオオハシ

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オニオオハシ
生息地:南アメリカの熱帯雨林やサバンナ、低木地帯など
キツツキ目/オオハシ科

 

円山動物園には2羽います(オス1羽・メス1羽)

 

体温を調整する大きなくちばし

 黄色からオレンジ色にグラデーションがかかった、大きなくちばしが特徴的な鳥です。大きなくちばしを持つオオハシ科の中で、一番体が大きいことから「鬼大嘴」と名付けられました。全長の約1/3をしめるくちばしの内部はスポンジのような構造で、見た目の割にとても軽い作りになっています。くちばしの中には細い血管が通っており、暑いときにはそこに血液を送り込んで体内の熱を外ににがし、体温を調整するのに役立つそうです。

 

同じオオハシ科の鳥のくちばしの断面。中はスポンジのような構造

 

 この大きなくちばしを使って、自分が止まることができないほど細い枝の先に付いた実も、つまんで取ることができます。主に果実や昆虫を食べ、鳥の卵や小さな鳥などを食べることもあります。

 

求愛にもくちばしが活躍

 

えさはブドウ、パイナップル、リンゴ、キウイ、バナナなど

 

 円山動物園では、春から夏にかけてが繁殖期で、お互いのくちばしをカンカンと打ち合ったり、オスがメスにえさを口移しであげたりするなど、求愛する姿が見られています。飼育している2羽はとても相性が良く、交尾や産卵も確認されていますが、まだ繁殖には成功していません。今年も繁殖に向けて湿度や温度、雨の量などを調整して生息地の環境に近付けたり、良い場所を選べるように形の異なる巣箱を3カ所に設置したりするなど、工夫を重ねています。

 10時45分ごろには、動物専門員がえさを与えながら解説をすることもあります。近くで観察すると、目の周りは青く、尾羽の下には赤い羽があるなど、気付くことがたくさんあります。ぜひ熱帯鳥類館に足を運んで、鳥たちをじっくり観察してみてくださいね。

「ガー」という低い声で鳴きます

 

「環境広場さっぽろ2018」に出展

 

円山動物園が「環境広場さっぽろ2018」に出展するよ。“人間とゾウが共に生きていくこと”について、楽しく学びに来てね!

日時:6月23日(土)・24日(日)10:00〜17:00
場所:札幌ドーム

 

教えて! 飼育員さん

Q.ゾウのキバは生え変わらないの?

 

 

A.ゾウのキバはヒトでいえば前歯が長くのびたものです。キバを使って、えさとなる木の皮をけずったり、塩分をふくむ土をほったりします。キバは一生のび続け、生え変わることはありません。一方で、臼歯と呼ばれる奥歯は5回生え変わります。

 


取材協力・監修/札幌市円山動物園

札幌市中央区宮ヶ丘3番地1 TEL.011-621-1426 
開園時間:3/1~10/31…9時30分~16時30分、11/1~2月末日…9時30分~16時 休園日:毎月第2、第4水曜日(祝日の場合は翌日)、4月第2週の月~金曜日、11月第2週の月~金曜日

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