気温や湿度が高くなる夏は、食べ物が傷みやすくなる時季です。食中毒を予防するために大切なことをいっしょに見てみましょう。

 

食中毒予防の三原則

気温や湿度が高くなる6~8月に、食中毒が増える理由を知っていますか?食中毒を引き起こす細菌の多くは、高温で湿気の多い環境で活発に増えるためです。細菌が増える原因と、食中毒を予防するための3つの原則をいっしょに見てみましょう。

①付けない
手に付いている細菌やウイルスを食べ物に付けないために、次のようなときはしっかりと手を洗いましょう。
● 調理を始める前
● 食事をする前
● トイレに行った後
● 鼻をかんだ後
● 動物にさわった後 など

②増やさない
細菌を増やさないために、生鮮食品やおそうざいはできるだけ早く冷蔵庫に入れ、低温で保存しましょう。しかし、冷蔵庫に入れても細菌はゆっくりと増えていくので、早めに食べることが大事です。

③やっつける
ほとんどの細菌は加熱によって死滅するので、肉や魚の他、野菜も加熱して食べると安全です。また、調理器具にも、細菌やウイルスが付いています。特に肉や魚などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗ってから、熱湯をかけて消毒しましょう。

夏に気を付けること

食中毒予防のために、夏に特に気を付けたいことを紹介します。

ペットボトル
飲みかけのペットボトルには、口の中の細菌や食べカスなどが、たくさんひそんでいます。それを放置しておくと、細菌はどんどん増え、食中毒を引き起こす危険性があります。コップに移して飲んだり、余ったときは冷蔵庫に入れたりして、早めに飲みましょう。

お弁当
作ってから時間がたったお弁当は、細菌が増えやすいため、保冷剤を入れましょう。また、あげ物や煮物など温かい物は、十分に冷ましてから入れます。お弁当を作るときと食べるときは手洗いを忘れずにしましょう。

・SARAYA「出来ていますか?せいけつ手洗い」 https://family.saraya.com/tearai/index.html
・政府広報オンライン「食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント」
https://www.gov-online.go.jp/featured/201106_02/index.html
・農林水産省「食中毒の原因と種類」 http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/featured/afp1.html

 

情報提供:札幌市保健福祉局保健所健康企画課・食の安全推進課


 

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