聞かせてプロフェッショナル

毎回、さまざまな職業で活躍中のプロフェッショナルが登場!「どんな仕事?」「どんな人が向いているの?」などインタビューするよ。今回は、どんな話が聞けるかな?

株式会社パイロスミス 花火コレオグラファー 
大矢 亮さん[神奈川県出身]

花火プログラマーになった後、日本に数人しかいない花火コレオグラファーに。モエレ沼芸術花火など日本各地の花火大会で演出を手がけ、海外でも活躍している。

 

音楽に合わせて花火をおどらせる仕事

 

花火コレオグラファーはどんなお仕事ですか?

音楽に合わせて花火を「おどらせる」仕事です。「コレオグラファー」とは「振付師」のこと。

まず音楽を決め、次に日本各地の花火師さんにお願いしてきれいな花火玉を作ってもらい、花火を打ち上げるプログラムをパソコンで作ります。音楽はみんなが知っている曲を選ぶことが多いですね。

打ち上げ当日は「現場監督」になります。

 

花火コレオグラファーになったきっかけと、お仕事の魅力を教えてください。

現在も使っている「音楽と花火をシンクロさせるシステム」(アメリカ製)を日本で最初に導入した会社に入社したのがきっかけです。この仕事は、遊びのような感覚でとても楽しいです。

見てくれた人が「良かった」と言ってくれたら、その瞬間に大変だったことは忘れてしまいますね。

 

このお仕事はどんな人が向いていますか?

花火や音楽、人と話すことが好きだと良いですね。体力も大事です。そして、「花火と音楽がいっしょになるとこんなにかっこいいんだ」と信じることだと思います。

また、せっかく準備をしても、天気が悪ければ花火が見えないこともあります。自然をはじめ、自分の力ではどうにもできないことも多いので、「くじけない人」が向いていると思います。

 

見方を変えれば世界が変わる

 

今後の目標や夢は?

日本中の花火屋さんと仲良くなりたいです。いっしょに仕事をしているチームのみんなともっと世界で活躍したいです。

 

小学生へのメッセージをお願いします。

花火の火薬は、もともと武器でした。それが今では、みんなに楽しんでもらえるハッピーな物に変わりました。見方や考え方を変えたり、工夫したりすることで、悪い物もハッピーな物に変えられる。そういうことができる人になってください。