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旭山動物園の飼育スタッフ・鈴木悠太さんが動物や動物園、自然について紹介するコーナーです。

7・8・9月号で取り上げる動物は「オランウータン」

霊長目(ヒト目)ヒト科
【生息地】ボルネオ島とスマトラ島

旭山動物園には4頭います

 

考えてみよう!私たちにできること

8月号でお話しした「パーム油」。今からその使用をやめることは現実的に無理です。そこで旭山動物園では「ボルネオへの恩返しプロジェクト」という取り組みを始めました。

私たちの生活がオランウータンやゾウを絶滅に追い込んでしまっている。それなら犠牲になっている動物たちに直接「ありがとうの気持ち」を返していこう、という取り組みです。

ゾウをジャングルに戻すときに使う輸送檻

 

ボルネオへの恩返しプロジェクト

日常生活の中で取り組むことのできるものとして、「寄付型自動販売機」の設置を始めました。ジュースを買ったら、そのお金の一部が「ボルネオへの恩返しプロジェクト」の資金として保全活動に使われます。

私たちがこのプロジェクトを始めた当時、オランウータンの保護施設はすでに現地にあり、緊急性のある問題はゾウでした。

そこで、恩返し第1弾として、プランテーションに入ってしまったゾウをジャングルに戻すときに使う輸送檻を2機おくりました。第2弾として、捕獲されたゾウをジャングルに戻すまでに一時的に保護・収容するレスキューセンターをボルネオ島に建てました。これらはすべて取り組みに賛同し、協力してくれた人々の気持ちが形になり、ボルネオ島におくられたものです。

ゾウを一時的に保護・収容するレスキューセンター

「寄付型自動販売機」以外にも、〝まずどのような物にパーム油が使われているかを知る〟〝パーム油が使われている商品をむだに消費しない〟〝サポートグッズを買ってみる〟など私たちにできることはたくさんあります。

動物たちは、絶滅してしまえば二度と元に戻すことはできません。オランウータンやゾウはそのぎりぎりの状態です。みなさんも私たちといっしょに自然と共に生きていくための取り組みを始めてみましょう。

 

あさひやまニュース


「寄付型自動販売機」を設置しませんか?

今回紹介した「寄付型自動販売機」を設置してくれる仲間を募集しています。

日常生活の中で無理なく保全活動を行うことができる仕組みです。設置を検討される方は、旭山動物園までご連絡ください。

 

教えて! 鈴木さん

鈴木さんが、みんなからの質問に答えるよ!

Q.動物のお世話をしていて一番うれしいことは何ですか?

やっぱりうれしいのは、動物に子どもが生まれたときですね。

でも、生まれた瞬間に「よっしゃー!」と喜ぶわけではありません。生まれてすぐは「大丈夫かな?大きくなれるかな?」と心配する気持ちの方が大きいです。

お母さんがしっかりと子育てをして、子どもが大きくなって独り立ちしたときに飼育員は初めて「あ~よかった、よかった」と喜びをかみしめることができます。

 


旭川市 旭山動物園

旭川市東旭川町倉沼
TEL.0166-36-1104
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/

協力・監修/旭川市 旭山動物園

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