さあ、今月から始まったこのコーナー。SDGs博士が持続可能な開発目標「SDGs」について紹介していくよ。

この「SDGs」って言葉、みんなは聞いたことはあるかな?

2015年に決められた世界が目指す目標なんだ。ちょっと難しそうな感じがするけれど…ぼくといっしょに学んでいこう!

 

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

最近、ゲリラ豪雨と呼ばれる急な大雨や大型の台風など、異常気象が多くなっているんだ。これは、みんなが生活してエネルギーを使うことで出てくる二酸化炭素(CO2)などによる「地球温暖化」が原因の1つといわれているよ。このまま何もしないでCO2を出し続けてしまうと、将来はさらに異常気象が多くなってしまうんだ。

世の中には、この地球温暖化だけではなく、食べ物や水、資源などを一部の人たちが使い過ぎるせいで、十分な栄養が行きわたらない貧しい国があることなど、さまざまな問題があるんだ。

このままでは、みんなのような次の世代の子どもたちが大人になったとき、安心して暮らせない地球になってしまう。そうならないように、将来の地球を守っていくための世界全体の目標として「SDGs(持続可能な開発目標)」が決められたんだ!

 

札幌市の取り組み

みんなが住む札幌市でも、CO2の削減やまだ食べられる食品を捨ててしまう食品ロスを減らすことなど、このSDGsの達成に向けて取り組んでいるよ。今年6月には、このSDGsを積極的に進める自治体を国が指定する「SDGs未来都市」に、札幌市も選ばれたんだ!

 

どんな目標(ゴール)があるの?

世界の貧しい国や人をなくしていくことや、地球温暖化を防ぐこと、世界を平和にしていくことなど、全部で17の分野にわたる目標(ゴール)が決められているんだ。

この目標は、世界にいる全ての人たちが幸せに暮らせる世の中を目指し、「だれも取り残さない」ことをちかい、2030年に向けて一人一人が取り組むものなんだよ。