みんなは、3Rって聞いたことはある?

だれもが暮らしの中で取り組める、ごみを減らす工夫のことなんだ。

では、どんなことをしていけばいいのかな? ここでいっしょに見てみよう!

 

地球のために私たちができること

たくさんの生き物が暮らす地球には、空気、水、ガスなどのさまざまな資源があるよね。私たち人間は、それらを使って生活をしているけれど、近年、豊かさや便利さを求めるあまり、地球の環境が変わってきているといわれているよ。

これから100年、1000年先も、地球が美しい星であるために、私たちは毎日の生活を見直し、工夫していかなければならないよ。ごみを増やさないことも、大事な行動の1つなんだ。

図1は、北海道内のごみの総排出量を表したもの。2015年度は194・4万tで、前年よりも1.0%減っているよ。
2006年が245・6万tだったことを考えると、だいぶ減ってきているよね。

でも、工夫次第でもっともっと減らせるはず。私たちにはどんなことができるのか、見てみよう。

 

その買い物本当に必要?

これまで、便利な生活のためにいろいろな物が作られ、たくさんの物が捨てられてきた。より豊かにより便利に、という人々の気持ちによって、ごみが増えてしまったんだ。それらのごみは、ごみ捨て場に捨てられるけれど、そのごみ捨て場もいっぱいになる状態になってしまった。

現在も、私たちの周りには物があふれ、お店に行けば必要な物を買うことができるよね。毎日の暮らしの中で何気なくごみを捨てていると、確実にごみは増えていくよ。食品を入れたり包んだりする箱やトレイ、ペットボトル、ビニール袋や紙袋など。本当に必要な物なのか、買う前によく考えなければ、どんどんごみは増えていってしまうんだ。

 

分ければ資源混ぜればごみ

そこで、各市町村では、ごみの減量やリサイクルに取り組んでいるよ。「分ければ資源、混ぜればごみ」。これまでごみとして捨てていた物も、きちんと分けていけば資源にすることができるんだ。

北海道では、3R=Reduce(使う資源やごみの量を減らす)・Reuse(物をくり返し使う)・Recycle(使い終わった物を資源として再び利用する)の取り組みを進めているよ。実際に私たちにはどんなことができるか、図2でくわしく見てみよう!

 

図2
今日からチャレンジ! 3Rの取り組み

3Rの例を紹介するよ。ぜひキミも実践してみてね。また、他にもできることがあるか、おうちの人やお友達と考えてみよう !

海のごみで海の生き物が困っている!

海に囲まれている日本。周りを流れる海流によって、国内外のごみが海岸に打ち寄せられているんだ。ごみの種類はさまざまだけれど、プラスチックごみが多いよ。

海の中のプラスチックごみは、まるでクラゲのよう。ふわふわ、ぷかぷかと水中をただよう。それを見つけたウミガメやクジラ、イルカ、アザラシ…さまざまな海の生き物たちは、ごみをえさとまちがえて食べてしまって、死んでしまう例がたくさん報告されているんだ。

生き物たちに迷惑をかけないよう、私たちはごみを減らし、きちんと分別していきたいね。

キミもチャレンジ! 3Rクイズ

Q1. レジ袋の素材は何?

A. 紙 B. 布 C. 石油

 

Q2. 海岸に打ち寄せられるごみの数が一番多い物は?

A.プラスチック B.ゴム C.発泡スチロール

 

Q3. 正しいごみの捨て方はどれ?

A.ペットボトルと紙をいっしょに捨てる
B.ペットボトルや紙はきちんと分けて捨てる
C.道に捨てる

 

Q4. 生ごみは何に変身するかな? 

A.かん B.水 C.肥料など

 

Q5. 小型家電にふくまれる価値の高い金属は何?

A.プラスチック
B.金、銀、銅やレアメタルなど
C.鉄

【答え】Q1.C Q2.A Q3.B Q4.C Q5.B

 

監修:北海道環境生活部環境局循環型社会推進課
参考:環境省『3Rまなびあいブック』