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旭山動物園の飼育スタッフ・鈴木悠太さんが動物や動物園、自然について紹介するコーナーです。

10・11・12月号で取り上げる動物は「エゾシカ」

偶蹄目(ウシ目)シカ科
【生息地】北海道

旭山動物園には10頭います

 

エゾシカに植物が食べられる

現在、エゾシカが増えてしまい、いろいろな問題が起こっています。どのようなことが起きているのでしょうか。

エゾシカの食べ物は植物です。冬になるとエゾシカは食べることができる植物が少なくなり、積極的に樹皮を食べるようになります。木は樹皮を 一周食べられてしまうとかれてしまいます。木がどんどんエゾシカに食べられてかれてしまうと、森で暮らしている動物たちはすむ場所がなくなってしまいます。また、畑にエゾシカが入り、農作物を食べてしまうことも大きな問題となっています。

樹皮を食べられた木

 

絶滅しそうになったエゾシカ絶滅したエゾオオカミ

エゾシカは1800年代後半に絶滅が心配されるほど少なくなりました。原因は、人間による狩猟や大雪による大量死です。そのころ北海道には、エゾオオカミがいました。エゾシカを食べていたエゾオオカミは、エゾシカが少なくなり食べるものが少なくなったことで、人間が飼育している家畜をおそうようになってしまいました。そのため人間は、懸賞金をかけ、どんどんエゾオオカミを駆除していき、1890年頃に絶滅させてしまいました。

旭山動物園で飼育しているシンリンオオカミ

保護されて増え過ぎてしまったエゾシカ

その頃、個体数が少なくなっていたエゾシカは保護され、順調に増えていきました。そして、捕食者であるエゾオオカミがいなくなったこと、環境の変化により雪の量や寒さで自然死するエゾシカが減ったこと、森を切りひらき草地(エゾシカの食べ物)が増えたことなど、さまざまなことがからみ合って、今では増え過ぎてしまったのです。

現在では人間がエゾシカを毎年およそ10万頭以上駆除しなければ、北海道の森も畑も維持できなくなってしまいました。これから私たちはどのようにエゾシカと関わっていく必要があるのでしょうか?

 

あさひやまニュース


アミメキリンが生まれました

10月8日(月・祝)にアミメキリンの子どもが生まれました。出産当日の朝、飼育スタッフが見に行くと、そこにはすでに立ち上がった子どもの姿が。母乳も飲めている様子でした。そして、キリンの子どもは産まれたときから、私よりも身長が大きかったです。

 

教えて! 鈴木さん

鈴木さんが、みんなからの質問に答えるよ!

Q.ライオンはこわくないですか?

とってもこわいです。ライオンだけではなく、トラもヒグマもホッキョクグマもみんなこわいです。でも、飼育スタッフは肉食獣のような危ない動物たちと同じ空間に入ることはないので大丈夫です。でも、夕方になってライオンを寝室に入れるときにカギをかけ忘れてしまうと・・・。飼育スタッフは最初にカギの開け閉めを教わり、それが飼育スタッフとして一番大切な仕事になります。

 


旭川市 旭山動物園

旭川市東旭川町倉沼
TEL.0166-36-1104
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/

協力・監修/旭川市 旭山動物園

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