9月24日(月・休)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙飛行士の大西卓哉さんの講演会が札幌市中央区の道新ホールで開かれました。

大西さんは、2016年7月にロシアのソユーズ宇宙船で飛び立ち、115日間宇宙に滞在しました。講演では、国際宇宙ステーションでの生活の様子を写真や動画を交えて説明してくれました。ネズミを飼育した実験の話、無重力空間で筋肉や骨が弱くなるのを防ぐため毎日2時間半の運動をしていたことなども教えてくれました。

子どもたちからたくさんの質問も出ました。「今はどんなお仕事にやりがいを感じていますか」の質問に、大西さんは「自分の経験を多くの人に伝える広報の仕事をしたり、実験機器の開発に関わったりしています。宇宙での経験が、次の仕事や未来の宇宙の活動につながっていることにやりがいを感じています」と答えてくれました。

最後に、「好きなことだけではなく、苦手なことやきらいなこともがんばる気持ちが大事。その経験が自分を成長させてくれて、将来の自分を助けてくれます」とメッセージをくれました。

 


主催:公益財団法人JAL財団