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旭山動物園の飼育スタッフ・鈴木悠太さんが動物や動物園、自然について紹介するコーナーです。

10・11・12月号で取り上げる動物は「エゾシカ」

偶蹄目(ウシ目)シカ科
【生息地】北海道

旭山動物園には10頭います

 

エゾシカを駆除するということ

前号で紹介したとおり、エゾシカが増えすぎてしまったことが、今、北海道では大きな問題となっています。その原因には、私たち人間がエゾオオカミを絶滅させてしまったことが関わっています。動物園の飼育員として自分に何かできないか、と考えました。そこで私は今から6年前にハンターになり、エゾシカの駆除に参加することにしました。

山に入ればエゾシカを簡単に捕まえられるわけではありません。降雪量や風、エゾシカの動きなどを理解する必要があります。1人で狩猟をすることもあれば、チームを組んで大規模な狩猟をすることもあります。私もまだまだ未熟ですが、毎年数頭のエゾシカを捕ることができるようになりました。

エゾシカ猟の様子

 

みんなでできる保全活動

狩猟で捕獲されたエゾシカは基本的に、あまり一般流通しません。多くがハンターによる自家消費か廃棄処分されているのが現実です。多くの人がたまにでもエゾシカ肉を

買って食べるようになれば、ハンターはエゾシカ猟をがんばることができます。エゾシカ肉は低脂肪・高たんぱくでとっても健康的なお肉です。エゾシカ肉を取りあつかっているお店やスーパーがありますので、実際に買って食べてみましょう。

動物園で動物の命をつなぐ飼育員が、「なんでハンターなんかに?」そう思うかもしれません。エゾオオカミがいない今、人間が狩猟でエゾシカの個体数を管理する必要があります。だれかがやらなければならないのです。そして、多くの人にエゾシカと北海道の現状を知ってもらう必要があります。このような記事も動物園の飼育員だからこそみなさんにお届けできています。

さて、今年も猟期に入りました。北海道の自然のため山の中にエゾシカを探しに行ってきます!

自分で捕ったエゾシカ肉

 

あさひやまニュース


「自然体感! あらうんど大雪~未来に繋がる思い出を~」という連携を開始しました。

大雪山周辺には、自然体験・環境教育・食など、自然に関する体験を提供している団体がたくさんあります。スタンプラリーなども実施していますので、旭山動物園のHPをチェックしてみてください!

 

教えて! 鈴木さん

鈴木さんが、みんなからの質問に答えるよ!

Q.1番長生きしている動物は、なんですか?

A. 旭山動物園で1番長生きしている動物は、チンパンジーの「キーボ」です。1968年生まれで、今年で50才になりました。あごの毛も白くなり見た目はだいぶおじいちゃんですが、子どもや孫たちに囲まれて元気に暮らしています。2番目に長生きしているのがニホンザルの「シロザル」です。1988年生まれで、今年で30才になりました。なんと「シロザル」は私と同い年なんです。

 


旭川市 旭山動物園

旭川市東旭川町倉沼
TEL.0166-36-1104
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/

協力・監修/旭川市 旭山動物園

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