北海道がほこる大自然の宝庫ー知床は、2005年に世界自然遺産に登録された世界の宝物。今回は、知床についていっしょに見てみよう!

 

世界遺産って知ってる?

世界遺産は、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)という団体が「人類共通のかけがえのない財産として、将来の世代に引き継いでいくべき宝物」として登録しているもの。世界遺産には、自然遺産、文化遺産、複合遺産があって、日本では、自然遺産が4件、文化遺産が18件登録されているよ。知床は、豊かな自然の価値が認められ、2005年7月に、日本では3例目となる世界自然遺産として登録されたんだ。

※くわしくは、下に書いてあるよ。

 

かけがえのないみんなの宝物

知床は、流氷を起点とする海、川、陸にまたがる食物連鎖※があり、絶滅が心配される種や希少な動植物が生息している、世界でも、とっても重要な地域。かけがえのない宝物がこわれてしまわないように、大勢の専門家が知恵をしぼって大切に守っているんだ。ぜひみんなも知床を訪れて、その大自然にふれ、世界遺産のこと、さまざまな動植物のことを学んでみてね!

 

どんな物を見ることができるのかな?
知床の自然と動植物

羅臼岳などの山々、知床五湖や羅臼湖、シャチなどの海の生き物、ヒグマやオオワシなどの動物、めずらしい植物…知床ならではの見どころがいっぱい!

美しい山や湖

夏の知床五湖の第一湖
冬のフレペの雪原

さまざまな動物たち

オオワシ
提供:羅臼町観光協会
キタキツネ
提供:羅臼町観光協会
シャチの大ジャンプ
提供:羅臼町観光協会
ヒグマ
提供:環境省釧路自然環境事務所

夏にさく花々

エゾノツガザクラ
エゾツツジ
シレトコスミレ
提供:環境省釧路自然環境事務所

 

知っているかな?
1月30日は世界自然遺産・知床の日

知床は、北半球で流氷が接岸する最も南の地域。流氷の影響を受けた海と陸の生態系の豊かなつながりが高く評価されて、世界自然遺産に登録されたんだ。このため、北海道では、遺産に登録された2005年に知床の流氷接岸初日だった1月30日を「知床の日」と決めているよ。

登山・散策・自然体験で知床の大自然にふれよう!

迫力満点の大自然にふれることは、一生の思い出になるよ。知床半島は、登山道や遊歩道がある場所は限られていて、初心者向きコースと上級者向きのコースがあるんだって。観光船や遊覧船、流氷散策など、さまざまなツアーも開催されているよ。よく調べてから、訪れてね。

 

世界自然遺産ではルール&マナーを守ろう!

知床には、自然環境を守るためのルールやマナーがあるよ。みんなも注意してね!

 


監修:北海道環境生活部環境局生物多様性保全課