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みんなは、SDGsという言葉を聞いたことはあるかな? 2015年に国連サミットで決められた、世界が豊かになるための目標なんだ。私たちはどんなことをしていけばいいんだろう? ここでいっしょに見てみよう!

 

ずっと地球で暮らしていけるように

SDGsは、Sustainable Development Goalsの略で、日本語だと「持続可能な開発目標」という意味。私たちがずっと地球で暮らせるように、世界が豊かであり続けるための目標なんだ。2030年までの世界の共通目標として、全部で17の分野にわたってゴールが定められているよ。

北海道でも、SDGsはすすめられているけれど、図1にあるように、SDGsについて「知らなかった」という人がまだまだ多いのが現状。でも、国や自治体、企業や学校、そして個人で、SDGsのゴールに向けて行動していくことが必要なんだ。

 

できることから始めよう!

2030年までの世界の共通目標と聞くと、「自分にはあまり関係無いことだな」と思う人もいるかもしれないよね。

図2にあるように、「取り組みたいと思うが、何に取り組めばよいかわからない」という人も多いよ。でも、ちょっと考えてみて。2030年の社会で働いているのは、今、小学生のみんななんだ。2030年の社会はどうなっているのかな? 豊かな社会になっているかな? 未来のために、今からできることを始めなければならないね。

下の図は、SDGsの17の目標をまとめたもの。自分に何ができるか、考えてみよう!

 

SDGs〜持続可能な開発目標 17のゴール〜

それぞれのゴールは、どんな課題と結びついているのかな?

  1     地球上のあらゆる形の貧困を無くそう。

  2     飢えを無くし、だれもが栄養ある食糧を手に入れられるよう、地球の環境を守ろう。

  3     だれもが健康で幸せな生活を送れるようにしよう。

  4     だれもが公平に、良い教育を受けられ、一生にわたって学習できる機会を広めよう。

  5     男女平等を実現し、すべての女性と女の子の可能性を広げよう。

  6     だれもが安全な水とトイレを利用できるようにし、自分たちで管理していけるようにしよう。

  7     すべての人が、安くて安全で現代的なエネルギーをずっと利用できるようにしよう。

  8     安定した経済成長を進め、だれもが人間らしく生産的な仕事ができる社会をつくろう。

  9     災害に強い設備を整え、新しい技術を開発し、みんなに役立つ安定した産業化を進めよう。

 10    世界中から不平等をなくそう。

 11    だれもがずっと安全に暮らせて、災害にも強いまちをつくろう。

 12    生産者も消費者も、地球の環境と人々の健康を守れるよう、責任ある行動をとろう。

 13  気候変動から地球を守るために、今すぐ行動を起こそう。

 14    海の資源を守り、大切に使おう。

 15  陸の豊かさを守り、砂漠化を防ぎ、さまざまな生物が生きられるよう大切に使おう。

 16    平和でだれもが受け入れられ、すべての人が法や制度で守られる社会をつくろう。

 17  世界のすべての人がみんなで協力し合い、これらの目標を達成しよう。

 

ミレニアム開発目標って何?

2000年9月、国連ミレニアム・サミットに参加した189の国によって、「国連ミレニアム宣言」が採択された。これを元に、「ミレニアム開発目標=MDGs」というものがまとめられたよ。MDGsは2001年から2015年までの15年間で達成すべき問題に向けた8つの目標で、SDGsはこれをベースとして設定された目標なんだ。

 

ぼくたち、私たちにできることは何だろう?
考えて、実際に行動してみよう!

SDGsの17のゴールについては分かったけれど、では私たちは普段の生活でどんなことをしていけばいいのかな? 例をあげて紹介するね。

例えば❶

冬の部屋の温度は20℃を目安にする

1人1人が暖房の設定温度を低くすることを意識すれば、エネルギーの使用をおさえ、地球環境を良くすることにつながるよ。

例えば❷

食べ残しを減らす

みんなはおうちのごはんや給食を残していないかな?食べ残しを減らすことは、地球規模の食糧問題を考える一歩。ごはんはおいしく、大切に食べたいね。

例えば❸

海にごみを捨てない

夏休みに海水浴に行って、浜辺でBBQをすることがあるよね。そんなとき、食品トレーやビニール袋、空のペットボトルが風にふかれて海へ飛んで行ってしまうことも…。そのごみを魚などの生き物たちが食べてしまうなど、今、世界中で海のごみが問題となっているんだ。

 

その他にも、世界のさまざまな差別を無くすことを目標にしたイベントに参加する、貧困地域へ物資を送る団体を調べて不用になった物を送る、フェアトレード(この下のコラムで紹介するよ)の商品を買うなど、17のゴールにつながる、みんなができることはたくさんあるよ。他にもどんなことができるか、学校やおうちで話し合ってみよう!

※フェアトレードとは

フェアトレードは、製品の材料や原料を適正な価格で買うことで、作っている人たちがきちんとお金を受け取れるようにする仕組みだよ。フェアトレードによってつくられた製品には、下のようなマークが付けられているよ。身の回りのフェアトレード商品を調べてみよう。

 


参考資料:ユニセフ「学校のための持続可能な開発目標ガイド」
監修:北海道環境生活部環境局 環境政策課

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