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札幌市では4月7日(日)、「北海道知事選挙」「札幌市長選挙」「北海道議会議員選挙」「札幌市議会議員選挙」の4つの選挙の投票が行われるよ。今回は「選挙」のことをいっしょに調べてみよう。

 

18才以上が投票できる

みんなの街にはたくさんの人が暮らしていて、いろいろな考えの人がいる。だれもが安心して暮らせるように、決まりごとや制度を作り、課題を解決していくことを「政治」というよ。 

政治は大切なことだけれど、1人1人がそれぞれ「政治」をするのは難しい。そこで、自分の意見を政治に反映してくれる代表者を選び、選ばれた代表者同士が話し合って、政治を行っているんだ。その代表者を選ぶ方法が「選挙」だよ。

選挙には、「立候補する人」と「投票する人」がいる。「投票する人」は「有権者」といって、以前は20才以上と決められていた。2016年の選挙から、「18才以上」に変更されたよ。

 

投票するのは自分の未来のため

選挙で投票できる年齢が「20才以上」から「18才以上」に変更されたのは、若い人にもっと政治に関心を持ってもらい、若い人の声を取り入れて、さらに良い社会を作ろうと考えたから。でも、実際は若い人の投票率はまだ低いんだって。

上のグラフを見てみよう。20代の人たちがあまり投票に行っていないことが分かるね。

若い人が投票に行かないと、「こんな街にしたいな」「こんな未来にしたいな」という若い人の意見が、政治に届きにくくなってしまう。選挙は、政治に参加する大切な機会。自分の生活や未来に関係することだから、人任せにはできないよね。みんなも18才になったら、積極的に投票に行ってほしいな。

 

小学生も選挙を体験できる!

実際に投票用紙に記入て、投票もしてみたよ

札幌市内では、小学生と中学生を対象にした「せんきょ体験授業」が行われているよ。選挙に関する話を聞いて、みんなでクイズをしたり、大人と同じように投票をしてみる「模擬投票」をしたりするんだ。今から体験しておいたら、18才になってからの選挙本番でも安心だね。

みんながもし市長になったら、どんな街にしたいかな? 「市長選挙」の立候補者になったつもりで、考えてみてね。

平和小学校6年生の体験授業。最初に投票する人は投票箱の中が空になっているか確認するよ

 

選挙の流れを知ろう

選挙ってどんなふうに行われるんだろう? 6年生のみんなは、政治の仕組みについて社会科で少し勉強したかもしれないね。立候補者が決まってからの選挙の流れを説明するよ。「豆知識」もチェックしてね!

1.  立候補の届け出

立候補する人は、法律に基づいて立候補の届け出をするよ。届け出が認められたら、選挙活動ができるよ。

2.  選挙活動

立候補者が、自分や所属する政党の考えをアピールするよ。街頭演説、ポスターやビラ、新聞広告、テレビなどを通じて、意見をいろいろな人に聞いてもらうよ。

 豆知識 
選挙にも決まりがある。自分に投票してもらうために、候補者が有権者にお金をわたしたり、自宅を訪問したりするのは禁止されているよ。

3.  投票

有権者は、自分の考えに近いと思う人に投票する。投票は1人1票。仕事や旅行などで投票日に行けない人は、投票日の前に投票できる「期日前投票」という制度があるよ。

 豆知識 
投票所で最初に投票する人は、投票箱の中に何も入っていないかどうかを確認する重要な仕事があるよ。確認後、投票箱にかぎがかけられるんだ。

4.  開票

投票所から開票所に運ばれた票を候補者ごとに集計する。多くの票が集まった候補者が「当選」するよ。

 豆知識 
投票用紙の素材はプラスチックの一種。一度折っても開きやすい特性があるから、投票箱の中で自然と開いて、開票作業がしやすいよ。

5.  立候補の届け出

選挙で当選して知事や市長になったら、みんなの意見を聞きながら街の計画やルールを作る。その計画やルールが本当に住民の役に立つのか、厳しい目でチェックするのが議員の仕事だよ。

 


※取材協力:札幌市選挙管理委員会

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