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毎回、さまざまな職業で活躍中のプロフェッショナルが登場!「どんな仕事?」「どんな人が向いているの?」などインタビューするよ。今回は、どんな話が聞けるかな?
及川 桂司さん
北海道テレビ放送(HTB) 報道情報局 報道部 記者[札幌市出身]
2010年入社。報道部社会班で警察を担当した後、釧路支局で2年間勤務。北海道政(北海道の政治)の担当を経て、2017年4月から2018年3月までテレビ朝日の「報道ステーション」へ出向。2018年4月から再び道政を担当している。
取材をして原稿を書きニュースとして伝える
―仕事内容を教えてください。
取材をして、ニュースの原稿を書くことです。今は4月の北海道知事選をメインに担当しています。カメラマン、音声担当といっしょに現場に行き、選挙の候補者や関係者に話を聞いて原稿を書きます。画面に出るテロップの文字も考えます。カメラマンが間に合わないときは、自分で撮影することもあります。
―お仕事の魅力はどんなところですか?
いろいろな人が「伝えてほしい」と思っていることを世に出せることです。また、ニュースを映像で表現できるところです。新聞であれば文字と写真だけの情報になりますが、テレビならインタビューを受けている人の雰囲気や表情の動き、周りの様子なども伝えることができます。

政治を身近に感じるニュースを作りたい
―心がけていることは?
原稿は「分かりやすさ」を大事にしています。放送時間が限られていて難しいところもあるのですが、専門用語に解説を加える、伝わりやすい内容のテロップにするなど工夫しています。
記者に求められるのは、「これはおかしい」と思える感覚だと思います。行政や政治家の方を取材したときには、「税金の使い道はこれでいいのか」ということを一般の人の視点で考えることが必要です。難しい言葉をかみくだいて、より分かりやすい言葉で原稿を書く力も重要です。

―今の目標はありますか。
今年は選挙の年で、特に北海道知事が16年ぶりに変わる大きな節目の年になります。北海道のリーダーがだれになるのか、道民のみなさんにしっかりと伝えたいと思います。政治を身近に感じ、興味を持ってもらえるようなニュースを作りたいです。
―小学生へのメッセージをお願いします。
ニュースができるまでには、記者、アナウンサー、カメラマン、音声、編集、テロップ作成、技術など多くの人が関わり、チームプレーで仕事をしています。そのことを想像しながらテレビを見てもらえるとうれしいですね。