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旭山動物園の飼育スタッフ・鈴木悠太さんが動物や動物園、自然について紹介するコーナーです。

1・2・3月号で取り上げる動物は…「シマフクロウ』

フクロウ目 フクロウ科
【生息地】北海道周辺とユーラシア大陸極東沿岸地域

旭山動物園では4羽飼育しています

 

シマフクロウと自然環境を守る活動

前号で紹介したように、とても少なくなってしまったシマフクロウ。現在、多くの人の手によってさまざまな保護活動が取り組まれています。環境省による保護活動では、繁殖をするためのシマフクロウが入れる大きな巣箱を設置したり、魚が少ない場所でもヒナを育てられるように給餌池で魚を与えたりしています。旭山動物園の飼育下での繁殖の取り組みも、もしも野生のシマフクロウが本当に絶滅しそうになったとき、野生にかえすことにつながるかもしれません。

※給餌池…えさを与えるための池。

シマフクロウの巣箱清掃

また、道東の標茶町に「虹別コロ・カムイの会」という地域住民が中心となってシマフクロウの保護活動を行っている団体があります。旭山動物園の職員も活動に参加しています。「虹別コロ・カムイの会」と活動を共にして感じるのは、「シマフクロウを守ろう」ではなく、「シマフクロウをふくめた自然環境を守ろう」というすてきな姿勢です。

豊かな森や豊かな川があってこそ、シマフクロウは生きていくことができます。そのために、巣箱の設置や給餌池はもちろん、植樹や川に魚がすめるようにするための水草の保護など、トータルでシマフクロウが生きていくことができる環境を守る活動に地元の人たちが取り組む姿は、理想的な自然との共存なのではないかと感じています。

 

大切なのはまず「知る」こと

今回の記事で、初めてシマフクロウのことを知った人も多いかもしれません。人と自然がいっしょに暮らしていくために、最初に必要なことは「知る」ことです。動物園は楽しんでもらう場所です。でも、楽しむだけではなく、動物たちの現状を知ってもらい、考えてもらうこともできる場所だと思います。ぜひ私たちが暮らしている北海道の動物たちや自然のことを「知る」ために、動物園をどんどん活用してください!

植樹祭の様子

 

あさひやまニュース


4月8日(月)から休園期間に入ります

旭山動物園の冬期開園は4月7日(日)までです。まだ冬の旭山動物園に来ていない人はぜひ遊びに来てください。4月8日(月)~27日(土)までは休園して、普段できない大きなプール掃除や看板作成、動物たちの放飼場改修などを行います。来年度の夏期開園にはどのような変化があるかお楽しみに!

 

教えて! 鈴木さん

鈴木さんが、みんなからの質問に答えるよ!

Q.飼育員さんのお仕事が知りたいです。

A.主な仕事は動物の健康管理や寝室の掃除、えさの準備、繁殖の準備などがあります。えさの内容も動物によって必要な栄養素がちがったり、季節によって変化したりするので本で調べたり、計算したり、動物の様子を見たりしながら飼育員が決めます。その他に動物ガイドやイベントの実施、情報誌の作成、飼育している動物のことを調べる研究などがあります。

 


旭川市 旭山動物園

旭川市東旭川町倉沼
TEL.0166-36-1104
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/

協力・監修/旭川市 旭山動物園

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