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『コウモリ』

コウモリ目/ヒナコウモリ科
【生息地】 日本や朝鮮半島、中国東部の山地や森林など

円山動物園にはヤマコウモリ(1頭)とヒナコウモリ(5頭)がいます。
※現在展示はしていません。

 

札幌は日本有数のコウモリ都市

みなさんは、コウモリが飛んでいるのを見たことはありますか?夜にチッチという鳴き声が聞こえたら、それはコウモリかもしれません。

札幌には17種類ものコウモリが生息しており、国内の主要都市の中でも種類が多いといわれています。自然の中だけでなく、大きな公園や橋の下、コンクリートのすき間など、私たちの身近な所にもすんでいます。しかし、その生態はまだあまり知られていません。 

おしりの「びまく」を折りたたみます

円山動物園には、札幌に生息する2種類のコウモリがいます。体長が10cmぐらいのヤマコウモリと、ひと回り小さいヒナコウモリです。ヤマコウモリは食虫コウモリでは国内で一番大きく、羽を広げると約40cmほどあります。夜行性で、カであれば、1日に1万びきも食べるといわれています。もし、コウモリがいなかったら、私たちの周りは虫だらけになっていたかもしれません。虫があまりいない冬の間はほとんど活動せず、巣穴でじっとしています。

 

体全体で獲物をつつむ

毛がふさふさのヒナコウモリ

では、どのように飛んでいる虫をつかまえるのでしょうか。コウモリは超音波を使って、虫の居場所や大きさなどを知ることができます。羽を広げて虫を目がけて飛びかかり、体を“く”の字に曲げ、風呂敷のように虫を包みこんでつかまえます。超音波は人間の耳には聞こえない音波ですが、バットディテクターを使うと、数十mはなれたところにいるコウモリの超音波をとらえることができます。

円山動物園では、3月24日(日)にコウモリ調査事業報告会を行います。まだまだ知られていないなぞがいっぱいのコウモリの不思議をのぞきに来てくださいね。

コウモリの超音波をとらえるバットディテクター

 

まるやまニュース

「コウモリ調査事業報告会」を開催!

札幌市にもたくさんくらしているコウモリだけど、その生態はまだあまり知られていないんだ。報告会では、コウモリのなぞについて楽しく紹介。実際にコウモリを見ることもできるよ。

日程:3/24(日)13:30~15:00

場所:科学館ホール

 

教えて! 飼育員さん

飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!

Q. なぜは虫類は変温動物なの?変温動物だと何が良いの?

A.  生物の進化で先に現れたのが、は虫類などの変温動物です。周りの温度に合わせて体温が変化するので、体温調節のためにエネルギーを消費する必要がなく、えさが少なくても、ある程度の期間を生きることができます。また、気温が低い時期や高過ぎる時期は冬眠や夏眠を行い、長期間乗り切ることができます。

 


協力・監修/札幌市 円山動物園
札幌市中央区宮ヶ丘3番地1 TEL. 011-621-1426
http://www.city.sapporo.jp/zoo/

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