みんなは、バイオマスエネルギーって聞いたことはあるかな? 動物や植物に由来する資源を使う、地球にとても優しいエネルギーなんだって。今月は、バイオマスエネルギーについてくわしく見てみよう!

 

注目される再生可能エネルギー

私たちは毎日、さまざまなエネルギーを使っているよね。エネルギーを生み出す物として石油や天然ガスなどの化石燃料があるけれど、それらの資源がほとんどない日本は輸入にたよらないといけない。しかも、化石燃料などは使い続ければいつかはなくなる資源。だから、ずっと使い続けられる、地球に優しい資源が求められているんだ。

そこで注目されているのが、再生可能エネルギー。CO2を排出せず、なくなることなく使い続けることができる太陽光や風力、そして、動物や植物などから生まれる資源を使うバイオマスなどがあるよ。

 

環境に優しい資源

バイオマスとは、動物や植物などに由来する再生可能な資源のことで、バイオマスを使って生み出すエネルギーをバイオマスエネルギーというよ。家畜のふんやおしっこ、家庭から出る生ごみ、森林の間ばつ材などを燃料や電気などに作り変えるんだ。

バイオマスエネルギーはCO2を増やさないから、地球にとても優しく、輸入に頼らず、自分の住む地域で原料をまかない、エネルギーを生み出すことができる点も、バイオマスの優れた所。自分の住んでいる所でエネルギーを生み出せるなんて、すごいよね! 最近、日本中のいろいろな所で、バイオマスが使われているよ。

 

北海道でも進むバイオマスの利用

北海道でもさまざまな所で、バイオマスが活用されているよ。図3にあるように、北海道のバイオマス発生量は、年間約3,754万t。家畜のふんやおしっこが、全体の約52%なんだ。

 


監修:北海道環境生活部 環境局 気候変動対策課