円山動物園だより|今月の動物:フラミンゴ

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円山動物園の飼育員さんが、動物や動物園、自然について紹介するコーナーです。

円山動物園にはベニイロフラミンゴ10羽(生息地:カリブ海沿岸地域)とチリーフラミンゴ19羽(生息地:アンデス山脈の塩湖など)がいます。

『フラミンゴ』

フラミンゴ目/フラミンゴ科

 

栄養満点!真っ赤なフラミンゴミルク

フラミンゴというと、きれいな赤い羽を思いうかべるでしょうか。えさのらん藻類やエビなどの甲殻類にふくまれるβ‐カロテンやカンタキサンチンという色素によって紅色にそまるのです。紅色があざやかなほど異性にモテるようで、赤い色素をふくむえさを取れずに白くなると、ペアを見付けにくくなります。

フラミンゴミルクをもらうヒナ

子育ては、卵を温めるところからオスとメスが協力して行います。親鳥がヒナに口移しであたえるのは、血のように真っ赤なフラミンゴミルク。ミルクといってもほ乳類でいう母乳ではなく、そのうという胃袋の上にあるふくらみから出される栄養たっぷりの液体です。メスだけでなくオスのそのうでも作られ、これをあたえている間は親鳥の羽は白っぽくなり、元にもどるのに半年ほどかかります。

 

片足立ちでリラックス

片足で立つのは、つかれないからとか足が冷えるのを防ぐためとされてきましたが、バランスが取りやすいという研究結果が最近発表されています。フラミンゴは私たちとちがう関節構造を持っているようです。数千から数百万羽の群れで水辺に生息し、泳いだり飛んだりもできます。への字に曲がっているくちばしのふちは細かいクシ状になっており、水中のプランクトンや昆虫、藻だけをこし取って食べるのに役立ちます。

円山動物園には紅色のベニイロフラミンゴと、うすいピンク色のチリーフラミンゴがいます。どちらも生まれて2週間ほどは羽が白いのですが、その後灰色に変化します。まだ灰色の羽が残っているのは幼鳥で、約3年かけて親と同じ色にそまります。近くでじっくり観察してみてくださいね。

子育て前
子育て中

 

まるやまニュース     

「チリモン観察会」を開催!

「チリモン」とは、ちりめんじゃこに混入するさまざまな生き物(モンスター)のこと。レアなチリモンを探して、豊かな海の生き物について学ぼう!

日程:6/16(日)、7/27(土)
         10:30~/13:00~(1回70分程度)
場所:動物園プラザ(開始30分前に受付で整理券を配布)

教えて! 飼育員さん

飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!

Q. 動物の採血はどうやってするの?

A.  麻酔をかけて採血する方法と、麻酔なしの方法があります。麻酔なしで採血するには、動物の協力が必要です。採血できる姿勢になるよう合図をして、できたら大好きなえさをあたえ、ほめるというトレーニングをします。例えば、採血する手を出すことから始め、その姿勢を保つこと、針をさすことに慣れてから採血といように、動物が自ら進んで取り組めるように順番に進めます。

 


協力・監修/札幌市 円山動物園
札幌市中央区宮ヶ丘3番地1 TEL. 011-621-1426
http://www.city.sapporo.jp/zoo/

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