円山動物園だより|今月の動物:ヒグマ

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円山動物園の飼育員さんが、動物や動物園、自然について紹介するコーナーです

円山動物園には2頭(オス1頭・メス1頭)います。

『エゾヒグマ』

ネコ目/クマ科
【生息地】北海道の森林や原野

 

私たちの近くに 暮らすエゾヒグマ

北海道に暮らすエゾヒグマは、日本で一番大きい陸上の野生生物です。オスは鼻先からおしりまでの体長が約2m、体重150~400kg。メスは体長約1・5m、体重100~200kg。学習能力が高く、好奇心旺盛です。走る速さは時速40~50 kmと車並み。実際に野生の姿を見たことがある人は少ないかもしれませんが、私たちのすぐ近くにすんでいます。

魚や昆虫なども食べますが、最も多く食べるのは草や木の実などの植物です。8~9月は山に食べ物が少なくなるため、農地被害や出没情報が多くなります。植物が生いしげる時期なのになぜと思うかもしれませんが、植物が成長すると栄養源のたんぱく質が減るため、もっと栄養のある物を求めて人里に下りて来てしまうのです。

植物をよく食べます

秋には、山に栄養のある果実や木の実などが実ります。冬ごもりに向けてたくさん食べ、1日に約2kg体重を増やし、2カ月間で2倍の体重になる個体もいます。冬ごもりする12~3月は飲まず食わずで穴の中でうとうとしながら過ごします。

 

共存するためにどうすればいいの?

札幌市は市街地の周りに広い草地などがなく、街と森林がとなり合っていることが、ヒグマが人里に出没する原因の1つです。街と森林の間の草をかって、下草のない緩衝地帯を作る、ごみを決まった時間に出す、農地に電気柵を設置するなど対策が必要です。

暑い日は水浴びをします

円山動物園には2頭います。良く利く鼻で、丸太の下などにかくした食べ物も簡単に見つけ、力強く丸太をどかし、器用に手でつかんで食べます。野生ではなかなか見ることのできないヒグマを間近で直接観察し、私たちと共存するためにできることを考えてみましょう。

立ち上がると大迫力!

 

まるやまニュース     

サイエンステーリング「サケになって動物園を歩こう」

サケになった気分で動物園をめぐり、最後にヒグマがサケを食べるところを見学するよ。サケと動物のつながりを学ぼう!

日時:11/9(土)13:30~15:00
TEL.011-621-1426
FAX011-621-1428
場所:動物園プラザ
申込方法:10/27(日)から電話またはFAXで予約。
※先着20名

 

教えて! 飼育員さん

飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!

Q. テナガザルは、どうして手と足で棒をつかめるの?

A.  テナガザルの仲間は、一生を木の上で過ごし、地上に降りることはほとんどありません。移動をするときは、長いうでを使って木の枝から枝へわたる「ブラキエーション」をします。例えば、ねるときも木の上なので、木の枝をつかんで体を支えなければなりません。そのため、木がつかみやすいように、手も足も親指が他の指と向かい合うように付いています。

 


協力・監修/札幌市 円山動物園
札幌市中央区宮ヶ丘3番地1 TEL. 011-621-1426
http://www.city.sapporo.jp/zoo/

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