みなさんは、まだ食べられるのに捨てられている食品が、たくさんあることを知っていますか?食品をむだにしないために、できることから取り組んでみましょう。

 

生ごみを減らそう

まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことを、『食品ロス』といいます。日本の食品ロスは、年間500~800万tもあり、今年5月に、食品ロスを減らすための法律「食品ロス削減推進法」ができました。

札幌市の平成29年度の調査では、家庭から出る生ごみが年間9.6万tもありました。その内訳を図1で見てみましょう。

「家庭で調理した物」の内訳は多い順に、みそ汁21%、ご飯類19%、煮物13%です。廃棄の理由は「作り過ぎ」でした。また、生鮮野菜の廃棄理由は「くさった、カビが生えた」が大半でした。

「もったいない」という言葉には、物を大切にし、感謝する気持ちがこもっています。食べ物の「もったいない」を減らすために、全部おいしく残さず食べましょう。また、外食をするときは、食べ切れる分だけ注文しましょう。

図1 家庭で廃棄された食品(平成29年9月の調査)

 

冷蔵庫を片付けよう

冷蔵庫の中に、使い忘れや食べ忘れている食材はありませんか。冷蔵庫を片付けると、食材をむだなく使うことができ、食費の節約になります。さらに、つめこみ過ぎやむだな開閉がなくなれば、電気代の節約にもなります。表1を参考に、おうちの人といっしょに冷蔵庫を片付けて、食品ロスを減らしましょう。

表1 冷蔵庫お片付けポイント♪

①使い忘れ防止!

仲間をまとめる:バターやジャムの朝食セットなど、同じ用途の物をひとまとめにする。消費期限、賞味期限の近い物も、ひとまとめにしておくと良い。迷子になりやすい使いかけの野菜は、トレイに置いてひとまとめに。見やすい手前に置くのがポイント!

②食べ忘れ防止!

透明容器に保存:中身と分量が一目で分かる、透明の保存容器を活用。

③二重買い防止!

指定席を作る:調味料はドアポケット、肉類はチルド室の右など、定位置を決める。

 


「賞味期限」「消費期限」

袋や容器を開けないで、書かれた通りに保存していた場合の安全やおいしさを約束したものです。
一度開けた食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。

賞味期限▶︎おいしく食べられる期限
スナック菓子など傷みにくい食品に表示。

消費期限▶︎安全に食べられる期限
期限を過ぎたら食べないこと!お弁当やケーキなど傷みやすい食品に表示。

 

参考資料
荒川区環境清掃部清掃リサイクル課「合言葉はもったいない」 https://www.city.arakawa.tokyo.jp/kurashi/gomi/mottainai/syokuhinlose-leaflet.html
札幌市「さっぽろゴミュニケーション~家庭からの食品ロス削減~」 http://www.city.sapporo.jp/seiso/gomi/genryo/campaign.html

 

情報提供:札幌市保健福祉局保健所健康企画課


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