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1950年代から研究がスタートし、この10年で大きく成長した人工知能は、現在、第3次ブーム中! そんな人工知能について見ていくよ!

人工知能って何だろう?

ここ数年、見聞きすることが増えた"AI"という言葉。日本語では人工知能と訳され、『コンピュータ上に人間の知能を再現したもの、またはするための技術』と説明されることが多いよ。うーん、なんだか難しいね。

実は、"人工知能はこういったものだ"という定義は、はっきりと決まっていないんだ。人間の知能について、まだ分かっていないことがたくさんあるように、人間の知能を再現した人工知能についても、研究者それぞれが自分なりの人工知能についての考え方を持っているのが、今の状況だよ。ただ、1つ確かなことは、人工知能の研究はこれからどんどん発展していくということ。そこで、AI HOKKAIDO LAB所長の土田安紘さんに、人工知能についてさまざまなことを教えてもらったよ。

 

AI 人工知能について 教えて、土田さん!

人工知能が得意なことや苦手なこと、人工知能の未来についてなど、いろいろなことを土田さんに聞いてみたよ。

土田 安紘さん
北海道大学大学院修士課程修了。2001年4月に松下電器産業株式会社(現パナソニック(株))に入社。2012年から2016年まで米国・日本市場向けのモバイルO2Oサービス事業の立ち上げを主導。現在、AI HOKKAIDO LAB所長、AWL株式会社取締役CTOを務める。

 

Q1.人工知能ってなあに?

A. 人が作り出した知能のことだよ。人間は“知能”があるので、物を見てそれが何かが分かったり、算数の問題を見て理解し、答えを導き出したりすることができるんだ。この“知能”をコンピュータなどで実現し、コンピュータが物を見たり、考えたりできるようにする。これが人工知能(AI)だよ。

Q2.人工知能が得意なことや、苦手なことって?

A. 人工知能にもさまざまな種類がある中、今注目を集めているのはディープラーニングと呼ばれる学習法だよ。これは、コンピュータに大量のデータで学習をさせて、そこからルールを見つけ出させること。ルールを丸暗記することは得意とする一方で、人工知能は何もない所から何かを作り出すということは苦手なんだ。しかし最近は、人工知能が絵をかく研究事例も出てきているため、人工知能が新たな物を作り出せるようになる日も、そう遠くはないかもしれないね。

Q3.今後、人工知能に仕事をうばわれるって本当?

A. 例えば、車の自動運転では、人と同じように、車外を見て、道路上の危険な物を見つけてハンドルを切る、ということが人工知能で実現できるようになったんだ。人にしかできないと思われていた作業がコンピュータで可能となった今、いろいろな仕事が人工知能にとって代わられる可能性は相当高いといえそうだね。

Q4.未来はどうなっていると思う?

A. 人類はいろいろな仕事から解放されていると思うよ。現代の大人は、仕事などの“やらなければならないこと”に大半の時間を使っていて、“やりたいこと”をあきらめていたりするんだ。しかし、人工知能が代わりに仕事へ行ってくれたら、“やりたいこと”に時間を使えるようになる! 一方で、自分がやりたいことを見つけるのは、それほど簡単なことではないんだ。人生を豊かに生きるためには、“考える力”が今以上に求められるようになるはずだよ。

Q5.未来のために、今、何を勉強すればいい?

A. 人工知能には難しい、何事にも『どうして?』と疑問を持ち、しっかり考え、自分なりの答えを導ける力を身に付けよう。ディベートや論文など、考える力を養う勉強はたくさんあるから、自分に合う方法を見つけ出してほしい。また、将来、プログラミングなどのコンピュータサイエンスや、高度な数学の知識が必要となるはず。算数が苦手といわず、まずは目の前の算数の課題に取り組んでみるのはどうかな?

現在、活躍中&実証実験中の人工知能

人工知能はどこで、どんなふうに使われているのかな? 実験段階のものもふくめ、調べてみたよ。

人工知能に人間が破れる!

人間より計算能力を生かせるゲームは、人工知能が最も得意とする分野なんだ。2011年にアメリカで行われたクイズ番組では、本や百科事典など100万冊分のデータを取りこんだ人工知能が、人間を破って話題になったよ。

各ゲームのトッププレーヤーに初めて勝利した人工知能

  チェス 囲碁 将棋 複数人対戦ゲーム「キャプチャー・ザ・フラッグ」
人工知能名 DeepBlue AlphaGO ponanza 不明
開発した企業・人 IBM Google 山本一成 DeepMind
対戦年 1997年 2016年 2017年 2019年
対戦結果 当時の世界チェス王者と対戦。6戦中2勝1敗3引き分けでDeepBlueの勝利 世界王者になったことがある棋士と対局。5回の対局は4勝1敗でAlphaGOの勝利 第2期電王戦で、2017年の名人位の棋士と対局。第1局、第2局ともにponanzaが勝利 複雑な戦略を練る必要があるゲームで、複数の人を相手としながら勝利

 

家の中にも人工知能が進出中!

いろいろな家電に人工知能が組みこまれ、さまざまな情報を知らせてくれる冷蔵庫や、水温や室温に関係なく、おいしいご飯をたいてくれる炊飯器、複数の食材を自動で調理してくれるウォーターオーブンなどが登場しているよ!

見くらべて判断するのも得意!

空港の自動チェックイン機に組みこまれている人工知能は、その人の顔がパスポートの持ち主であるかどうかを瞬時に判定しているんだ。このように、“物を見て判断する”という用途で、人工知能が利用され始めているよ。

外国人との会話もばっちり!?

国立研究開発法人情報通信研究機構が開発した、スマートフォンにダウンロードして使用する、人工知能の学習機能を組みこんだ多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra」が無料で公開中。日本語で文章を入力したら、指定した言語の文章に変換し、その音声データも届くというシステム。2020年に多分野で実用化されることを目指しているよ。

人工知能が作家に!?

公立はこだて未来大学による、きまぐれ人工知能プロジェクト「作家ですのよ」の短編小説が、『第3回 星新一賞』の1次審査を通過! 話のアイデアや構成は人間が考え、それを人工知能が文章にしたんだって。それでも、2561作品の中から1次審査を通過したのだから、すごいことだね。 

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