円山動物園だより|今月の動物:エゾヤチネズミ、エゾアカネズミ

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円山動物園の飼育員さんが、動物や動物園、自然について紹介するコーナーです

 

『エゾヤチネズミ、エゾアカネズミ』
ネズミ目/ネズミ科(エゾヤチ)、キヌゲネズミ科(エゾアカ)

【生息地】北海道全域

円山動物園にはエゾヤチネズミ6頭、エゾアカネズミ4頭がいます。

北海道の身近な 野ネズミ

エゾヤチネズミとエゾアカネズミは、北海道に多くすんでいる野ネズミです。円山動物園内の自然豊かな森にも暮らしています。エゾヤチネズミのヤチは湿地を意味する「谷地」からきています。茶色い毛に丸っこい顔と体、小さな耳、短めの毛のないしっぽが特徴。樹皮が好きで、ドングリや草、昆虫も食べます。数年に一度大発生し、林業被害が問題になることもあります。

エゾアカネズミは、白いお腹の毛以外は赤茶色の毛で、顔も体も細長いのが特徴です。しっぽは長く、体長と同じくらいです。すばしっこく、30cmぐらいの高さも飛びこえるジャンプ力があります。するどい前歯で、クルミに丸い穴を開けて中身を食べるので、食べた後のクルミを見れば、近くにエゾアカネズミがいることが分かります。

エゾヤチネズミ。体長は10~14cm
エゾアカネズミ。体長は8~13cm

生態系を豊かにするネズミ

ネズミはきたない、気持ち悪いというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、よく見ると意外とかわいい動物です。ほ乳類の中でも産子数が多く、多いときは一度に10頭ほど赤ちゃんを産む子だくさんです。そのおかげで、ネズミを食べるキツネやタカ、フクロウやヘビなどの多くの動物が豊かに暮らすことができます。ネズミも大切な生態系の一部で、多くの動物を支えているといえます。

冬に備えて、食べ物が豊富な時期にドングリなどを土の中や巣穴にかくし、後でほり出して食べる「貯食」をします。ときには、かくしたまま忘れられた種から芽が出て、草木が生え、豊かな自然につながります。

こども動物園で展示しており、えさをあたえる午前中に活発に動きます。12月1日(日)から来年1月5日(日)まで、ネズミがテーマの「干支展」を開催します。ぜひ見に来てくださいね。

エゾアカネズミが穴を開けて食べたクルミと、リスが割って食べたクルミ

まるやまニュース     

アースデイin円山動物園 子ども絵画コンクールを開催

応募期間:2019年12月9日(月)~2020年1月31日(金)

対  象:札幌市内及び近郊の小学生

応募方法:円山動物園ホームページに掲載している応募用紙に必要事項を記入し、作品といっしょに円山動物園に郵送、または持参してください。

サイズ:八つ切り画用紙27×38(cm)をたてに使用。絵の中に文字は入れないでください。

教えて! 飼育員さん

飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!

Q. 飼育している動物の数が多くても、全部の動物の区別はできるの?また、どうやって区別してるの?

A.  それぞれの顔つきだけでなく体の色、模様、動きなどの特徴で区別します。鳥には足に色のちがう足環を付け、数の多い群れ飼育のニホンザルには、ほくろのような入れずみを顔の決まった場所に入れて、区別します。また、皮ふの下に入れたマイクロチップを読みこんで、区別することもあります。個体を区別することで、病気になった個体だけを治療できるなどに役立ちます。

 


協力・監修/札幌市 円山動物園
札幌市中央区宮ヶ丘3番地1 TEL. 011-621-1426
http://www.city.sapporo.jp/zoo/

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