みなさんは、毎日の食事をだれかといっしょに食べていますか。みんなでいっしょに楽しく食べる共食には、良いことがたくさんあります。共食について、いっしょに見てみましょう。
みんなで食べると心も体も元気
家族や友達と、会話を楽しみながらゆっくり食事をとると、いつもよりおいしく感じることはありませんか。そんな食事は、お腹を満たすだけではなく、心も元気にしてくれます。1人で食べると、何だか味気ない、いつもよりおいしく感じないと思うことはありませんか。
だれかといっしょに食べることを、「共食」といいます。食べるだけでなく、「何を作ろうか?」「おいしかったね」と会話をすることもふくまれます。共食にはどんな良いことがあるか、表1を見てみましょう。
共食で健康な生活
共食と私たちの生活は、どのように関係しているのでしょうか。共食を続けることによって、次のような良い結果が報告されています。
①自分が健康だと感じている人が多い
②主食・主菜・副菜をそろえて、バランスよく食 べている人が多い
③規則正しい食生活を送り、朝食を食べている 人が多い
④生活のリズムが整っている人が多い
[図1]共食のメリット
①おいしく食べられる
楽しく会話をしながら食事をすると、一段とおいしく感じられ、心も豊かになる。
②きずなが深まる
食事を通してコミュニケーションをとることで、家族や友達とのきずながより深まる。健康状態やなやみがないかなど、相手の変化にも気づきやすくなる。
③食事のマナーが身に付く
食事中の姿勢、はしの持ち方や、「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつなど、良い習慣や正しい知識を身に付けられる。
④苦手な物が食べられる
好ききらいなく食べられるように、どのような思いでどんなふうに工夫して作ってくれたのか聞くことができる。どうして食べなくてはいけないのかなど、栄養の勉強ができる。
⑤食文化を引きつぐ
家庭の味や四季を感じる行事食などを知れる。
⑥協調性を育てる
いっしょに食べる人の好みや、食べるスピードに合わせて食べることで、思いやりの心、協調性、社会性が身に付けられる。
情報提供:札幌市保健福祉局保健所健康企画課
農林水産省「食育ガイド みんなで食べたらおいしいね」 http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/guide/pdf/00_jp_guide.pdf
農林水産省「共食をするとどんないいことがあるの」 http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/evidence/attach/pdf/index-27.pdf
倉敷市「食育ポータル いっしょに食べるといいこといっぱい!」 https://www.city.kurashiki.okayama.jp/26403.htm
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