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みなさんは、ジンギスカンやちゃんちゃん焼き、いももちなど、北海道で昔から食べられている郷土料理を知っていますか?今回は北海道の郷土料理について、いっしょに見てみましょう。

郷土料理とは?

郷土料理とは、各地域の産物を上手に活用して作られた、風土に合った食べ物です。歴史や文化、または食生活とともに受けつがれています。

北海道は、海に囲まれていて魚介類が豊富にとれるため、昔から沿岸部はとても活気がありました。一方で内陸部は、原野を開拓しなければ田畑を作ることはできませんでした。

また、寒さに強い品種の食物を作るまでは、農作物が豊富にとれる豊かな土地ではありませんでした。

地元の郷土料理を知ろう

現在では、広大な土地や豊かな自然を生かした農業が行われています。地域によって気候や土地の状態が異なるため、多種多様な農畜産物が生産されています。

そして、各地域の産物を生かしたさまざまな郷土料理があります。地元で生産された物を地元で消費する地産地消も考えながら、どんな郷土料理があるのか、表1で見てみましょう。

[表1]北海道の郷土料理

甘納豆の赤飯

光塩学園の先生が、簡単に調理ができて子どもが喜ぶ物をと考案。先生は道内各地で料理講習会も行っていたので、全道に広まった。

かぼちゃ汁粉

昔は北海道ではもち米がとれなかったため、代わりにかぼちゃを汁粉に入れて食べた。帯広地方で始まったといわれている。

いかめ

いかの中に米を入れて煮た物で、駅弁として有名。戦争中に米を節約するため、当時たくさんとれたスルメイカを使った。

ぶたどん

70年ほど前、帯広の食堂でうなどんの味付けに似せて豚肉を料理したのが始まり。開拓当時、厳しい環境にたえる家畜としてブタが多く飼育されていた。

鉄砲汁

かにの入ったみそ汁。かにの足をはしでつついて食べる仕草が、鉄砲のたまをつめるのに似ていることから名付けられた。

ごっこ汁

道南でよく食べられている冬の家庭料理。ごっことはホテイウオというユニークな形をした深海魚。ぶつ切りにしたごっこと野菜を煮て、しょうゆで味付けするのが一般的。

ちゃんちゃん焼き

漁師が浜で大きな鉄板を囲んで、豪快に作って食べる料理。サケ、ホッケ、タラなど好みの魚に、いためた野菜をのせ、みそで味付けする。

いももち

つぶしたジャガイモに片栗粉を混ぜて焼く。または、小麦粉を混ぜてすいとんにして食べる。もちの代わりやおやつとしてよく食べられていた。

ジンギスカン

昔は羊の毛で洋服のせんいを作り、寒い土地でも飼育しやすい羊は食用としても役に立った。肉をたれにつけこんで焼いて食べる方法と、焼いてからタレをつけて食べる方法がある。

にしんづけ

身欠きニシン、キャベツ、大根、ニンジン、赤唐辛子などをこうじと塩でつけた物。

飯寿司

新鮮なサケ、ホッケ、コマイ、ニシンなどを、キャベツ、大根、ニンジン、ショウガなどの野菜と、こうじ、塩でつけた物。お正月に食べることが多い。

松前づけ

数の子、昆布、スルメを塩でつけた物。江戸時代、松前藩(道南の松前町周辺)で作ったのが始まり。当時は、ニシンがたくさんとれたので、数の子が安かった。

三平汁

ニシンのぬかづけと野菜を煮た、塩味の汁物。現在では塩サケや塩タラを使うことが多い。

 

 

 

<参考資料>
農林水産省「見てみよう!日本各地の郷土料理」 http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/cuisine/
郷土料理百選「北海道の候補料理一覧」 
http://www.location-research.co.jp/kyoudoryouri100/ryouri/01.html
北海道Likers「北海道の赤飯は、小豆より甘納豆です。」 

写真提供/おいしい函館

 


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