円山動物園だより|今月の動物:オオワシ

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円山動物園の飼育員さんが、動物や動物園、自然について紹介するコーナーです

今月は…『オオワシ』
タカ目/タカ科
【生息地】オホーツク海沿岸部やカムチャッカ半島周辺

円山動物園には9羽(オス6羽・メス3羽)います

日本一の 大きなワシ

オオワシは、日本に生息する一番大きなワシで、つばさを広げると約2mもあります。黄色くするどいくちばしと、全体的に黒っぽい羽、つばさの上部や尾の白い羽が特徴です。

オオワシは、春から夏にロシア東部で繁殖します。11月から3月は、ロシアより暖かく、えさが豊
富な北海道全域にもやって来て、産卵後の弱ったサケ「ホッチャレ」などを食べ、海鳥やアザラシの子どもをねらうこともあります。かぎ状のくちばしで肉を引きちぎり、小さな骨や羽までも丸飲みします。

子どもの羽は全体的に黒っぽく、くちばしはうすい黄色

開発により、今後生息地が減少する可能性があります。また、交通事故や感電死、なまりの銃弾でうたれたエゾシカなどを食べたことによる、なまり中毒も大きな問題となっており、個体数が減りつつあります。

オオワシを守る取り組み

円山動物園は、日本で初めてオオワシの繁殖に成功した動物園です。さらに人工授精の技術を開発して繁殖率を高め、それらの個体を野生に帰すことで自然界のオオワシを絶滅の危機から救うことを目指しています。オオワシの繁殖は簡単なことではありません。動物専門員は常日ごろから、鳥たちのケアや、精神的なサポートの他、気が強い個体や、繊細な性格など、小さな個性をも見極めてペアを作ったり、トレーニングを進めたりします。

するどいつめと強い握力で獲物をつかまえます

また、円山動物園では、飛翔訓練として猛禽類の「フリーフライト」を行っています。「鷹匠」の技術を応用した、このフリーフライトは、けがをした個体を治療して野生に帰すときに飛ぶ能力を付ける訓練に活用されます。野生でたくましく生き、空を飛ぶ姿を想像しながら、観察してみてください。

 
「カカカカ」と鳴いて仲間とコミュニケーション

まるやまニュース     

ボルネオオランウータンの赤ちゃん誕生

2/3(月)に、ボルネオオランウータンの赤ちゃんが生まれました。力いっぱいお母さんにしがみついて、日に日に成長していくので、温かく見守ってくださいね。

場所:類人猿館

教えて! 飼育員さん

飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!

Q. どうして動物園のヒグマは冬眠しないの?

A.  ヒグマが冬眠するのは、食べ物がない冬の間に体を動かしてエネルギーを使わないためです。しかし、冬でもドングリなどの食べ物が多くある年には、冬眠しないオスのヒグマがいることが分かってきています。メスは冬眠中に子どもを産むため、食べ物が多くても冬眠をするようです。動物園では、冬でもたくさん食べられるので、基本的には冬眠しませんが、穴をほってねようとするメスの姿が見られた年もありました。

 


協力・監修/札幌市 円山動物園
札幌市中央区宮ヶ丘3番地1 TEL. 011-621-1426
http://www.city.sapporo.jp/zoo/

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