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去年の冬は、記録的な雪不足だったのを覚えているかな? 雪が少ないと、暮らしや自然環境に大きな影響があるんだ。雪のある冬を守るために、私たちができることをいっしょに考えてみよう。

雪が少なくなるとどうなるの?

地球温暖化が進むと、降る雪の量が少なくなってしまうよ。雪のある冬を守るためには、地球温暖化の原因となるCO2をなるべく出さない省エネアクションを実践することが大切なんだ。

雪が少なくなると・・・

  • スキー場や除雪に関わる仕事が減り、地域経済が停滞する
  • 貴重な水資源となる春の雪解け水が減り、作物の生育や収穫に影響がある
  • クマが冬眠に入る時期がおそくなり、えさを求めて人の生活圏までやってくる危険がある
  • 森の生態系のバランスがくずれる

「クールチョイス」で省エネしながら冬を楽しく!

いま世界中が、地球温暖化対策に真剣に取り組んでいるんだ。日本もCO2を減らす省エネアクション「COOL CHOICE(かしこい選択)」を推進しているよ。CO2をなるべく出さずに冬を楽しむ方法を紹介するので、おうちの人といっしょにやってみよう!

おうちの中の「クールチョイス」

室温は20℃をキープ
出かける前やねる前は、早めに暖房のスイッチをOFFに。余熱でも暖かいよ!

扇風機で暖房効率アップ
暖かい空気は上にたまるので、扇風機で空気を循環させるのも良い方法だよ。

1枚プラスで体感温度アップ
首・手首・足首の「3つの首」を温めるのがポイント。とくに首を温めると体感温度が3〜4℃もアップ!

「なべ」でからだの中からポカポカ
冬が旬の食べ物、根菜類、ショウガなどには体を温める作用があるよ。

みんなで1つの部屋に集まろう
他の部屋の照明や暖房を使わずに済むよ。

窓から暖かい空気をにがさない
室内の暖かい空気の約50%は窓からにげてしまうよ。断熱シートや、ゆかまで届く厚手のカーテンで熱をキープしよう。

出かけるときの「クールチョイス」

エコドライブ
燃料を大切に使う「エコドライブ」で、CO²の排出を減らそう。安全運転にもつながるよ。

エコカー
電気自動車やハイブリッド自動車、家庭用電源から充電できるプラグインハイブリッド車など、エコカーはどんどん進化しているよ。

スマートムーブ
必要なときだけクルマを借りるカーシェアサービス、バスや地下鉄、電車など、おうちにクルマがなくても移動できる方法はたくさんあるよ。

プロスキーヤーが取り組む「クールチョイス」

スノースポーツの立場から気候変動の問題に取り組む「Protect Our Winters Japan」のアンバサダーとして、「冬を守る」活動をしているプロスキーヤーの鈴木彩乃さんにインタビューしたよ。

私は自然や外遊びが大好きです。自然の中にいると、「私たちは地球に生かされている」と強く感じると同時に、気候変動による変化や影響をはだで感じます。ここ数年、私が最も体感しているのは、雪の降る量と雪質の変化です。

この豊かな自然環境や冬を守るために私が実践しているCOOL CHOICEは、「モノを買うときに一度立ち止まって考える」ことと、「モノを大事に使う」こと。スキーやアウトドアの道具や衣類など、何かを購入するときには「これは本当に必要なのかな? 大切に長く使えるのかな?」と自分に問いかけます。そして、しっかり手入れして、より長く大切に使うことを心がけています。自分にできることを楽しく実践することが、「冬を守ること」につながっていきます!

プロスキーヤー
Protect Our Winters Japan
アンバサダー 鈴木 彩乃さん

北海道出身。元日本代表。1998年の長野五輪ではアルペンスキーの候補選手に選出。2008年から、ヒマラヤの未踏峰に登頂し滑走するプロジェクトに参加し、世界初のスキー滑走も成功させている。冬はスキーインストラクター、夏はマウンテンバイクガイドとしても活動。

 


札幌市環境局

 

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