私たち日本人の主食であるご飯。スポーツで思い切り体を動かすためにも、ご飯を食べるのがおすすめなんだ。どうしてご飯が良いのか、いっしょに見てみよう。

ご飯はエネルギーのもと!

元気に体を動かすためのエネルギーのもとになるのが、ご飯やパン、めん類などの炭水化物(糖質)と脂質。そして、みんなが強く、大きく成長するのに重要な栄養素が、肉や魚などのたんぱく質。走ったり、とんだり、体を動かすのに必要な筋肉は、たんぱく質でできているよ。

エネルギーになる炭水化物(糖質)が不足している状態で運動をすると、体は筋肉をとかして、たんぱく質からエネルギーを作り出そうとする。せっかくつけた筋肉が減ってしまわないように、運動前に炭水化物(糖質)を取ることが大切なんだ。

スタミナが長く続くご飯

炭水化物(糖質)の中でも、小麦などの粉からできているパンやめん類とちがって、ご飯は「つぶ」のままで食べるから、ゆっくり消化・吸収される。つまり、腹持ちが良く、スタミナが長い時間続くんだ。だから、運動をする前の食事は、ご飯がおすすめだよ。

食べた物は、お腹の中で消化されなければ、エネルギーに変わらないといわれているよ。例えば、3時間かけて消化した食べ物は、スタミナが3時間持続するんだ。図1を参考に、上手に運動前の食事を取ろう。

スポーツの後もご飯で元気回復!

学校に習い事にいそがしいみんなは、「スポーツをして帰ったら、夜ごはんの時間が8時をこえちゃう!」なんていう子も少なくないはず。お腹がすいたら、からあげやコロッケなど、ボリュームたっぷりな物を食べたくなるけど、あげ物やマヨネーズなどの脂質が多い物ほど消化に時間がかかるんだ。ねる前に油っこい物を食べて、きちんと消化されないままねてしまうと、効率良く体を成長させることができなくなるよ。成長期のみんなにとっては一大事だね。

だから、おそくなってしまった夜ごはんには、ご飯を中心とした脂質の少ない食事がおすすめ。ご飯には、炭水化物の他に、たんぱく質やビタミン・ミネラルも多くふくまれていて、とても栄養バランスの良い食べ物なんだよ。

 

※「農林水産省」ごはんは私たちの大事な主食 https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1211/spe1_02.html
※「スポチル特集」食べて勝つ!!食事が強さにつながるヒミツ http://sapporo.ecochil.info/2018/08/20/spo1808kanto/
上記をもとに作成