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今回お話をうかがったのは、札幌市立青葉中学校教頭の三浦雅美先生です。三浦先生は理科の担当。生き物のお話を通して、小学生のみなさんに大切にしてほしいことをお聞きしました。

今月のテーマ:多様性を認める

人からあたえられたものではなく 自分なりの物の見方や考え方を持とう。 多様性を認め、行動することが大切。

札幌市立青葉中学校 三浦雅美先生

1964年生まれ。理科の教師として数々の中学校で勤務。北海道中学校理科教育研究会理事、北海道教育大学札幌校非常勤講師も務め、後進の教育にもあたる。今年度より、教頭として札幌市立青葉中学校に着任。

「自分なりの」を大切に!

「人間はほ乳類、カエルは両生類」というような生物の分類方法を知っていますか?それでは、ニワトリは何 類でしょう?正解は鳥類ですね。でも、これは「学問上の正解」だと三浦先生はいいます。

三浦先生は、3月まで中学1年生に理科を教えていて、生物の分類についての授業をしました。そこで、三浦先生は子どもたちにたくさんの動物や植物などの写真を渡し、「自分の考えで分類してごらん」と伝えました。

そうすると、学問上の正解以外にも、とても多くの分類方法が出てきたそうです。1人1人がそれぞれの生物や命と向き合い、考えたものでした。子どもたちはおたがいのアイデアを共有して「こんな考え方もあるのか!」と多様性を実感できたようです。

「学問上の正解も知ることは必要。だけどそれは人からあたえられた答え。これからの子どもたちは自分なりの物の見方や考え方を大切にしてほしい」と三浦先生はいいます。

「動物や植物など、それぞれの命に意味があります。人間も同じです。1人1人が異なる考えを持っていることを意識することができればいいですね。そうすることが、SDGsの達成やエコな活動につながっていくのだと思います」。  

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