みなさんは、世界が目標とする「脱炭素社会」について知っていますか。近年問題になっている地球温暖化と脱炭素社会の関係について、くわしく見てみましょう。

地球温暖化を食い止める 「脱炭素社会」

最近、北海道でも「夏に30℃を超える日が多くなった」「激しい雨が降ることが増えた」と感じることはありませんか。

今、世界中で地球温暖化が進み、海面水位の変化や、洪水、干ばつなど、生活や自然環境に深刻な影響が出ています。北海道の年平均気温もこの100年で約1.6℃も上昇しています。地球温暖化の主な原因は、CO₂などの温室効果ガスの増加と考えられています。

地球温暖化を食い止めるために、私たちは温室効果ガスを減らしていかなければなりません。そのため、世界共通の動きとして「2050年までの脱炭素社会の実現」が求められています。

「脱炭素社会」とは、温室効果ガスの排出量が実質ゼロ(ゼロカーボン)の社会のこと。実質ゼロとは、温室効果ガスの排出量と回収・吸収量がつり合っている状況を指します(図1)。この北海道においても、「2050年ゼロカーボン北海道」の実現に向け、さまざまな動きが本格化し始めています。

脱炭素社会のための取り組み「再生可能エネルギー」

便利な暮らしに欠かせない電気や車などの使用には、たくさんのエネルギーが必要です。 しかし、石油や石炭などの化石燃料は、エネルギーを生み出すためにCO₂を発生させます。その課題を解決するために、注目されているのが「再生可能エネルギー」です。

太陽や風などの自然の力を使うクリーンなエネルギーで、CO₂の排出を大幅におさえることができます。北海道には、太陽光や風力、バイオマス、地熱といった再生可能エネルギーに活用できる資源が豊富にあります。これらを利用して、化石燃料から再生可能エネルギーに、その多くを切りかえていく取り組みを、北海道や国などが積極的に進めています。

再生可能エネルギーの利用は、私たちにとっても身近なことです。例えば、再生可能エネルギーの設備を住宅に導入したり、再生可能エネルギーの割合が多い電力の利用を選んだり。私たち1人1人が身の回りのことから選択し行動すれば、北海道の豊かな環境を未来に引き継ぐ脱炭素社会の実現は、そう遠くないかもしれません。

みんなでおトクに再エネを利用しよう!

太陽光発電及び蓄電池システム
共同購入事業【参加者募集】

北海道では、太陽光パネル・蓄電池をみんなでお得に購入する、共同購入の参加者の募集を令和3年5月12日(水)から開始します。日々の生活に使う電気を自宅の屋根で発電できる太陽光パネル。そして、発電した電気を夜間も有効に活用し災害時にも役立つ蓄電池。おうちで過ごす時間が増える今こそ、みんなでおトクに購入しませんか?

登録から購入までの流れ

参加登録期間
令和3年5月12日(水)~8月31日(火)まで

対 象 地 域
札幌市・小樽市・岩見沢市・江別市・千歳市・恵庭市・北広島市・石狩市・当別町・新篠津村・南幌町・長沼町(さっぽろ連携中枢都市圏)に設置対象となる建物があること。

説 明 会
参加登録期間中、複数回のオンライン説明会を実施します。 くわしくは以下の専用WEBサイトを参照ください。

5月12日(水)に WEBサイトオープン!

>>>参加登録やくわしい情報はこちらから https://group-buy.jp/solar/hokkaido/home

 


【お問い合わせ】
北海道 みんなのおうちに太陽光事務局
TEL.0120-216-100(固定電話) 0570-076-100(携帯電話・PHS)


監修:北海道環境生活部環境局気候変動対策課